無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょうおんさんは、かつて親族の子を養育するという経験をしていました。なぜ、他の家の子供を育てることになったのか、その経緯は意外なものでした。
私にとって不都合な未来がやって来た
この話はずいぶん昔のことで、今は完全に解決済みで、本人も真っ当な社会人になっているので、誤解をしないでくださいね。こういう問題が目の前にドカンと出現したときに、自分なら何をどう考え、どのような行動をするのか?を考えて欲しいという理由で解説するんですから。
私には、とある親族がいまして、そこの子を一時的に、といっても3年半以上でしたが、我が家で預かって養育することになったんですよ。その時の昔話です。
その子は当時中学3年生でして、困ったことに勉強がからっきしダメ、それが理由で中学3年の三者面談では、学校の先生から進学先はないから諦めなさいって親が言われてしまったというところからストーリーが始まります。
その相談を私が受けたのですが、そんなことを言われても近所に住んでいるわけでもないので、何もできないわけですよ。そうしたら家に行くから、その子と話をして欲しい(有り体に言えば、説教して欲しいということ)って言われまして、さんざん断ったんですが来ちゃったんですよ。
ガタイはちゃんとした15歳で、日本語もそれなりにちゃんと受け答えができる、別に心身共にどこか問題があるようには見えませんでした。しかしその子と家人の3人で話をしたら、呆気にとられることを言ったわけです。それは私が彼に、将来の夢は何?大人になったらどんな仕事をしたいの?そういう意味の質問をしたら、腕組みをしてひとしきり考えた挙げ句に返って来た答えが、
- う~ん、ラクしたい!
でして、私と家人は同時に喫茶店の椅子から転げ落ちました。15歳の青雲が「ラクをしたい」では困ります。そこで私はそこから5手先がどうなるのかを読んでみました。このままこの子が中学を卒業したらどういう人生を歩きそうなのか?なんといっても高校には行かないわけですから、朝から時間を持て余すわけです。しかも親はフルタイムで働いていますから、誰の監視も受けないわけです。