ひろゆき氏の圧勝。“矛盾”を論破された杉田水脈議員の反論「反安倍団体だから謝罪したくなかった」にネット上で広がる失笑と疑問の声

2023.11.30
by kousei_saho
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2チャンネル元管理人で実業家のひろゆき氏がX(旧Twitter)で、韓国やアイヌ民族への差別発言を繰り返している杉田水脈衆院議員の矛盾を「論破」したことがネット上で話題となっている。ひろゆき氏の投稿に反応した杉田議員が「反論」をポストしたのだが、その内容があまりにも「ネトウヨそのもの」だとして失笑を買っているのだ。2016年にはブログやフェイスブックに、「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさん」等と書き込み、大阪と札幌の両法務局から人権侵犯の認定を受けている杉田議員。衆院議員きっての「差別王」は、「論破王」ひろゆき氏の鋭いツッコミにタジタジのようだ。

あまりにもネトウヨに過ぎる杉田議員の「釈明」

ひろゆき氏が疑問を投げかけたのは、岸田首相と杉田議員の発言の食い違い。杉田議員の総務政務官更迭の理由ともなった、人権侵犯の認定を受けた投稿をめぐり、首相は27日の衆院予算委員会で「杉田氏本人が謝罪した上で取り消した」としたが、杉田議員は10月に出演した保守系月刊誌のユーチューブ番組で、「謝罪するくらいなら辞める」と、総務政務官“辞任”の理由を語っていた。これらの発言についてひろゆき氏が、「嘘つきはどっちなんですか?」とXに投稿したのだ。

これに杉田議員が「どっちも嘘では無いです」と反応。自身は「国会の場で謝罪した」と反論した。

その上で杉田議員は「(続き)」として、直接謝罪を求めてきたアイヌ関係団体が、「安倍政治を許さない」「国葬反対」といった主張を掲げていた「反安倍集団」だったため、「謝罪したくなかったという事です」とポスト。極めてネトウヨに過ぎる釈明を行ったという流れだ。


「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」

杉田議員が謝罪を求められた差別的な書き込みついて今一度確認しておこう。問題となったのは、2016年に杉田議員が行ったブログやフェイスブックへの書き込み。自身が出席した国連女性差別撤廃委員会をめぐり、「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」という差別的な文言を投稿したのだ。当然ながらこれが大問題となり、杉田議員は総務政務官を辞任。実質上の更迭であることは言うまでもない。

しかし杉田議員が心を改めた様子は一切なく、上述した保守系月刊誌のユーチューブ番組ではアイヌ文化関連事業について「公金チューチュー」と揶揄。さらに今月23日にはXに、法務局から人権侵犯の認定を受けた発言を正当化するかのような投稿をポストしている。

与党からも批判の声が上がる始末

かような杉田議員の差別発言には、野党からはもちろんのこと、与党からも批判の声が上がっている。時事ドットコムニュースによれば、公明党の高木陽介政調会長が記者会見で、「人権侵害と認定されている場合、問題に真摯に向き合ってほしい」と苦言を呈したという。

当の杉田議員はメディアからの記者会見開催を求める声に、「報道する時は切り取り」「わざと酷い表情の写真を使う」として、この先も会見要望には応じない姿勢を明らかにしている。


ネット上にはひろゆき氏称賛と杉田議員の発言に疑問を呈する声が

今回のひろゆき氏の論破について、ネット上には「よくぞ、バカな杉田水脈を指摘してくれた」「杉田みたいなゴミはどんどん追及して欲しい」とひろゆき氏を称賛する声が上がるとともに、「何度でも言います杉田水脈はアイヌ民族の皆様を差別しています」「杉田水脈は、アイヌ民族を揶揄して嫌がらせ。差別と言えるでしょう」といった杉田議員の差別発言に対する批判が数多く投稿されている。

ひろゆき氏にツッコミを入れられ「ネトウヨ返し」、会見も開かず逃げ続けながらエセ保守系のユーチューブには出演して差別発言を繰り返している杉田議員。税金で高い給料を保証されている彼女の行いこそが「公金チューチュー」ではないのか。

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