弊サイトでも連日お伝えしている、松本人志(60)の「性加害」疑惑。週刊文春が第一報を伝えた当初はだんまりを決め込んでいた各テレビ局だが、世間の関心度の高さにこれ以上の「無視」は得策ではないとばかりに、ワイドショーやバラエティ番組を中心に疑惑を取り上げる流れとなっている。
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現在までのところキーパーソンとして名が上がっているのは、松本と女衒の役割を果たしたとされる「スピードワゴン」の小沢一敬(50)、たむらけんじ(50)、「パンクブーブー」の黒瀬純(48)、そして「クロスバー直撃」の渡邊センス(39)の5名。このうち小沢を除いては全員が吉本興業(以下 吉本)所属だが、吉本にとってみれば「この時点」で注目されているのはあくまでタレントレベルの話に過ぎない。
そんな吉本の新旧経営陣に目をやると、昨年会長を退任した大﨑洋氏(70)、現社長の岡本昭彦氏(57)、副社長の藤原寛氏(55)、元吉本音楽出版社長だった中井秀範氏(65)、福岡吉本支社長の新田敦生氏(58)等々、ダウンタウンの歴代マネージャーがズラリと顔を揃える(編集部註:大崎氏は厳密には元マネージャーではなく東京進出を後押しした兄貴的存在)。各種報道によれば、実質的な立場は松本のほうが「上」だったともされている。そのため一部には今回の騒動を、歴代マネージャーのいずれかによるリーク説など、彼らの松本に対するクーデターという見方をする人もいるという。
今回のことは
岡本社長による
松本外しだよ大橋会長=松本人志
ライン排除いまの吉本は
各テレビ局が
株主だし
天狗になって鬱陶しい
松本を
排除したいという思惑が
吉本とテレビ局で
一致してのことだろうね岡本社長と
文春
つながってるようだし闇営業問題のときと
同じだな
あれで… https://t.co/DZMl6Tg3Ed— 井川 意高 サブアカ改め本アカ (@IkawaMototaka) January 13, 2024
※編集部註:上記の元大王製紙会長の井川意高氏のポスト内「大橋会長」は「大崎会長」とことと思われる
マスコミ関係者の関心を集めている「あること」
だがしかし、である。実は現在マスコミ関係者の関心は「もしも吉本の新旧経営陣たちの中から、自ら“関与”していたなどというような証拠が出てきてしまった場合はどうするのか?」という一点に集まっているというから驚きだ。
万が一、新旧経営陣がマネージャー時代に「松本への女性アテンド」もしくは「自身が“参加”していた」というような醜聞が飛び出すようなことが今後あるとするならば、吉本は会社としてもたないのではないか、とマスコミ関係者たちは危惧しているのだ。旧ジャニーズ事務所の例を挙げるまでもなく、そんなことになれば「解散」の恐れが一気に高まるのは間違いないだろう。
ただ、多方面に与える影響が大きすぎるためか、積極的にその可能性を取材したり報じたりするメディアは今のところ「皆無」だ。
マネージャーなら、松本の「女遊び」を“把握”していたと見るのが自然では?
上述の通り、ダウンタウンの元マネージャーたちが吉本社内で出世を果たし、要職についている(た)のは紛れもない事実。そしてやはり上に記したが、吉本総合芸能学院(NSC)に入学してきたダウンタウンの才能を見抜き、松本が「兄貴」と慕う大﨑氏以外は、立場としては松本のほうが「上」だったという報道が出ているのもまた事実だ。
そんな松本と言えば、250万部を売り上げた単行本『遺書』(朝日新聞出版)でも確認できる通り、以前から「女好き」であることを公言している。となると、歴代のマネージャーたちが担当タレントである松本の女遊びを把握していないはずはないだろう、と推測するのが「自然」ではないだろうか。
最近のコンプライアンス基準では、「知らなかった」というエクスキューズが通じない傾向が強い。このこと自体、吉本にとっては相当不利な状況と言えるだろう。しかしながら、まだ「それだけ」ならば弁明の余地は残されている。だが……。
発覚してしまえば「一発アウト」の醜聞
事情通のある記者はこう語る。
「前置きしますけど、万が一、ですよ。もしも歴代マネージャーが直接女性を松本にアテンドした、あるいはアテンドを他の後輩芸人にアドバイスした、さらに自身が“加わって”いた…等の事実があったと仮定した場合、それがもし“発覚”でもしてしまえば吉本自体が完全に終わってしまいます」
かような懸念を持っているという、現場で取材を重ねる記者たち。同様の意見はSNS上でも散見される。
横山ヤスシ
島田紳助
松本人志歴代の吉本トップ。もう伝統でしょう。
今の吉本の社長と副社長は、ダウンタウンの元マネージャーで、ダウンタウン一派と同じなので、何も言えない。
もしかしたら、女も。。。— (⌒▽⌒) (@shinoshironeko) January 15, 2024
「女を集めろ!」博多大吉がライブで暴露した松本人志の「圧力とドケチぶり」(FRIDAY)今田さんもエグいと聞いたこと有るな。ヨシモトは、マネージャーも調子にノッて飲み会で女口説いているから、叩けばもっと出るよ! https://t.co/1c7OWcFkXf
— Dojustice (@Dojustice2025) January 15, 2024
歴代マネージャーたちが「やらかしていた」可能性はあるのか?
では、彼らが「そのような行為」に及んでいた可能性はいかほどか。
現在社長を務める岡本氏はマネージャー時代、ブリーフ一枚のみを身に着け猫を抱きつつ『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで』(日本テレビ系)に「岡本さん」として頻繁に登場していたことで知られている。副社長の藤原氏はと言えば、大人気を誇った『絶対に笑ってはいけないシリーズ』のレギュラーとも言うべき存在で、出演者が笑った際に流される「●●、アウトー」の声であまりにも有名だ。
そんな半ば「タレント」のように扱われ、テレビ画面にもたびたび写りこんでいた元マネージャーの経営陣たち。その他の元マネージャーたちの中には、業界で顔や名前が知られている者もいる。先の事情通はこうも語る。
「彼らは、合コンなどの場でも女子ウケしやすかったのではないでしょうか。そんな背景もあり、今月中もしくは来月早々とも言われる文春砲の続報や、新たな告発者の登場などの追加報道を待つ私たち芸能記者は気が気でないんです」
吉本や芸能界、そしてテレビは今後どのような道を辿るのであろうか。「全員アウトー」だけは避けたいところである。