松本人志「性的行為強要の証拠なし」訴状を文春砲が返り討ち。“出会って●秒”の同意取得は可能だったのか?「AVかよ」「還暦のオッサンにはムリ」の声

2024.02.21
by kousei_saho
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松本人志60)が自身の性加害疑惑を報じた『週刊文春23年12月27日発売号の記事により、「筆舌に尽くしがたい精神的損害を受けた」として1月22日に文藝春秋に対して起こした名誉毀損訴訟

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『週刊文春』は21日、雑誌発売に先行して電子版を配信、15日午前11時に東京地裁から編集部に届いた慰謝料5億5,000万円を請求する訴状の内容を公開した。記事によれば松本側が主張する名誉毀損のポイントは大きく3つに分けられるという。

まずは性加害疑惑の一人目の証言者となったA子さんに関する記述で、抵抗するA子さんの体の一部で松本が果てた等の内容が「『無理やり性的行為に及んだとの事実を認識させるものである」と指摘。

続いて同記事で全裸の松本から無理やりベッドに引きずり込まれ、手による行為を強制されたというB子さんの証言内容の記述を「B子が『必死に抵抗していたにもかかわらず性的行為に及んだとの事実を認識させるものである」とし、『週刊文春の記者が松本に直撃取材を行った様子を描いた箇所を「原告(松本)が、女性に対し、不倫に属する行為を強制したとの事実を認識させるものである」と主張しているという。

これらについて訴状は、松本の社会的評価を著しく低下させ名誉を毀損するものであることは明らかとした上で、「原告がA子及びB子に対し性的行為を強要したという客観的証拠は存在しないにもかかわらず、一方的な供述だけを取り上げて記事として掲載するという、極めて杜撰な取材活動に基づくものである」と結論づけていると記事は伝えた。

文春サイドは徹底反論

この主張について文春サイドは「〈客観的証拠〉を吟味し、〈杜撰〉ではなく慎重に慎重を期した上で、報道に踏み切っている」と反論。A子さんへの取材は2020年夏頃から慎重に進めており、別途取材を行っていたB子さんとの証言と照らし合わせたところ、飲み会への松本のサプライズ参加、会最中の携帯没収、終盤のゲームからの流れで松本と2人きりにされるといった共通点が判明したことに加え、彼女らの証言内容に矛盾がないこと、さらに独自に行なったA子さんが性被害を受けたホテルでの“実況見分”の結果などを踏まえ、「真実相当性」があると判断し記事掲載を決定したと記している。

さらに同記事では、記事化に当たり吉本興業に事前質問と事実確認のメールを送付したが期日までに返答がなかったことを明かし、松本側が被害を訴える女性との性的行為の有無ではなく、強制性があったのか否かを争う構えであろうことを伝えた。

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この記事について大手週刊誌での執筆経験を持つ50代の元記者男性はこのように話す。

「さすがの文春さんと言いましょうか。3年半も地道に検証作業を行っていたという事実には執念めいたものを感じましたね。記事にもありましたが、まさに真実相当性が十分にある大スクープだと思います。おそらくエース級の記者や編集者が裏取りに走り回った末の記事化ですから、これを松本さんが『同意があった』としてひっくり返すのは難しいのではないでしょうか」

おそらく記事を読んだ誰しもが抱いた感想ではないだろうか。そして多くの人が注目することとなったのが、松本の「同意取得方法」だ。

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