直接的な火の粉をかぶらないアメリカはどう動くのか
欧州各国にとっては、足元も激しく燃え、そして東端が同じくめらめらと激しく燃え盛ることになったら、欧州全体の安全保障が脅かされることに繋がります。
その時、口は出しても手は出してこないし、直接的な火の粉が飛んでこないアメリカがどう動くのか?
イスラエル・ネタニエフ首相の首に鈴をつけて鎮静化させる一手を取るのか?それとも「もうどうすべきか分からない」とさじを投げるのか?
ロシアの脅威に曝され、足元にも火が付く欧州を、NATO加盟国による集団自衛権を発動して守る決断を下し、再び米軍が欧州に赴くのか?それともトランプ氏が言うように、アメリカが欧州を見捨てるのか?
そう遠くないうちに、現在進行形の紛争がどう発展していくのかが見えてきます。
その時、幸か不幸かどちらの戦争からも物理的に離れているという特徴を持つ日本はそれを活かせるのか?それともG7の一員であることを最重要視して、戦火に巻き込まれることになるのか?
調停プロセスの中でいろいろな情報や分析が集まってくる中、あまりいい予感がしません。
以上、今週の国際情勢の裏側でした。
――(メルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』2024年3月1日号より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)
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