13歳のために書かれた「エネルギーの教養本」が大人もタメになる!

 

さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。

火は人類の暮らし方を大きく変えたの。そして人類は、火という道具を使って他のいろんな道具を作ったわ。土器を作って文明を起こし、また、高熱によって青銅や鉄を加工する技術を生み出した。それだけじゃないわ。すごく大変な思いをしておこした火を消さないように守っていくには、集団で生活する方が都合が良かったのよね

実はエジソンより前にイギリスのジョゼフ・スワンが白熱電球を発明していた

地中に埋まっている原油を精製すると、沸点の違いで軽油や重油、灯油、ガソリンなどに分かれるのよ

自動車の動力エネルギーとして石油を使うことでエンジンを小さくできて、自動車の中のスペースを広く使えるようにすることができたし、出力を増やすことも調整することも可能になった

中東全体で世界の石油埋蔵量の48%強が確認されているわ

そう、ロシアね。この広大な大地の下に、世界の天然ガス埋蔵量の約20%が埋まっているの。次に多いのは、イランで17%強

「(略)石炭にアンモニアを混ぜて二酸化炭素の排出量を減らしながら火力発電を使い続けることを考えている会社もあるわ」エナジーは仁王立ちになって、誇らしげに言った。「この技術、実は今、日本が先端で行っている技術革新の1つよ!」

この充電器を作る時の重要な資源をリチウムというの。リチウムは、どこかで発電した電気をためておくための蓄電池を作るのにも、とても大事な資源なのよ

チリには世界のリチウム埋蔵量の約44%があると言われているわ

船に積める堆積には制限があるでしょ。だからLNGタンカーで輸送する時は、天然ガスを液体にするの。これを“液化”っていうのよ

地球上にどんどん増えている二酸化炭素を回収するには、現存する森林では間に合わないから、人工的に同じ機能をDACにやらせよう、という発想よ※DAC:直接空気回収技術

ストーリーは荒削りですが、内容はじつに勉強になります。

前にご紹介した『13歳からの地政学』と併せて読ませれば、世界情勢に詳しい、すごい子どもが生まれそうですね

13歳からの地政学

ぜひ、読んでみてくださいor読ませてください。

image by: Shutterstock.com

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Amazon.co.j立ち上げに参画した元バイヤー、元読売新聞コラムニスト、元B11「ベストセラーBookV」レギュラーコメンテーター、元ラジオNIKKEIレギュラー。現在は、ビジネス書評家、著者、講演家、コンサルタントとして活動中の土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介。毎日発行、開始から既に4000号を超える殿堂入りメルマガです。テーマ:「出版/自分ブランド/独立・起業」

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【著者】 土井英司 【発行周期】 日刊

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