大谷翔平は26日の取材対応で何を語る?NYタイムズも「胡散臭い」と報じている大谷騒動の行方は

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日米を大きく揺るがせている、大谷翔平選手の通訳・水原一平氏の違法賭博を巡る疑惑。25日(日本時間26日)に大谷サイドがマスコミ対応を行うとのことですが、アメリカではこの騒動、どのように伝えられているのでしょうか。今回のメルマガ『在米14年&海外販路コンサルタント・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』では著者の大澤さんが、NYタイムズの記事を抜粋要約する形で紹介。さらに今回のケースで大谷選手が罰せられる可能性について考察しています。

※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです

大谷選手の最悪シナリオ

大谷選手の通訳、水原一平氏の賭博問題、米国でどのように報道されているかみて見ましょう。

NYタイムズ、3月22日の記事からです(抜粋要約)。

ロサンゼルスのスポーツファンがギャンブル疑惑に困惑。大谷翔平の通訳に窃盗疑惑が浮上

 

ESPN(注:有名なスポーツチャンネル)とロサンゼルス・タイムズ紙が今週、大谷選手が長年の通訳であり親友、水原一平のギャンブル・スキャンダルの渦中にあると報じた。

 

大谷の通訳である水原一平は、火曜日のESPNのインタビューの中で、大谷は、ギャンブル中毒に苦しむ水原を助けるために、オレンジ郡にある違法なブックメーカーに進んでお金を振り込んだと語った。

 

ESPNは、大谷の名前で送金されたことを示す財務記録を見た。

 

しかし、何が起こったかについての説明は1日も経たないうちに変わった。

 

水曜日、ドジャースは水原を解雇したと突然発表し、大谷の代理人は、通訳がギャンブルの借金返済のために大谷から数百万ドルを盗んだと告発した。

 

同日、水原はESPNに対し、以前の発言を否定し、大谷は送金について何も知らなかったと述べた。

 

このニュースは、大谷が2017年にエンゼルスと契約して以来、彼の通訳を務めていた水原と兄弟のような関係であったため、特に衝撃的だった。

 

2人は賭博の話が出る数時間前、ドジャースのダグアウトでふざけているところを目撃されている。

 

ESPNロサンゼルスのコメンテーターであるトラビス・ロジャーズ氏は、大谷が送金のことを知らなかったという主張について、「私が読んでいることが真実であること以上に望むことはありません」と語った。

 

「しかし、私が知っているのは、この話が胡散臭いということだけだ。表面的には筋が通っていない。」

解説

米国の司法制度は基本的に信頼に足るものです。

今回のケースでは、大谷選手に大きな罰則が科せられることはないでしょう。

あくまで大谷選手は被害者であるからです。

ただし例外があります。

大谷が水原氏を助けるために送金した事が本当にあって、それを隠そうとして見つかった場合です。

つまり水原氏から「すまない。大谷さんは最後まで何もしなかったという事にしよう」と提案されて同意して見つかった場合が最悪です。

これは「隠そうとした」という全く別の要素が加わってきます。

この記事から分かるように、すでに客観的にはそのような疑惑があります。

もし大谷選手に水原氏を助ける行動があったとしてもそれは十分に同情されるでしょう。

私の感覚ではここまではOKです。

つまり、もし大谷選手が水原氏を助けるために送金したのが事実であれば、それは認めた方がよいのです。

もちろん、本当に大谷選手が何もしらず、何もしていなけれれば、それが一番よいですが…。

大谷選手が野球に打ち込める状況になることを祈るばかりです。

PS

この記事は3月24日朝の状況で書いています。

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大澤 裕この著者の記事一覧

・株式会社ピンポイント・マーケティング・ジャパン 代表取締役社長  ・情報経営イノーベーション専門職大学 客員教授 ・法政大学大学院イノーベーションマネジメント研究科 兼任講師 慶應義塾大学を卒業後、米国バンカーストラスト銀行にて日本企業の海外進出支援業務に従事。カーネギー・メロン大学でMBAを取得後、家業の建築資材会社の販売網を構築するべくアメリカに子会社を設立。2000年、ピンポイント・マーケティング・ジャパンを設立。海外のエージェントとディストリビューターを使った販路網構築・動機づけの専門家として活動を行っている。2015年「中小企業が『海外で製品を売りたい』と思ったら最初に読む本」を、2017年「海外出張/カタログ・ウェブサイト/展示会で 売れる英語」をダイヤモンド社から上梓。

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