もちろんご両親からのSOSのサインは見逃さないよう注意が必要です。だいたいの親は、子どもに迷惑をかけてはいけないと思って、大変なのに我慢しちゃったりすることがありますので。
「何かあったら遠慮せずにいつでも連絡してね」。今はそれだけきちんと伝えておいて、現状のペースを保ちながら良好な関係を続けていくのが親孝行なんじゃないかな。
アドラー心理学では、子育てのゴールは子どもの自立であると考えます。あなたはすでに自立した立派な大人。ご両親にとっても誇りでしょう。
自立したあなたが、今度はご両親をサポート(支援)する。すべてやってあげるヘルプやレスキュー(救助)ではなく、あくまでもサポートです。ご両親の意向を聴いたうえで、大人同士お互い心地よく関わりあっていけるとよいのではないでしょうか。
相手の気持ちも確かめずに、勝手に不眠になったり泣きそうになったり心を張り裂けさせたりしなくてもいいと思いますよ。
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