実家の両親が衰えてきて不安。離れて暮らす40代一人っ子独身女性に公認心理師が助言したこと

Middle-aged Asian woman in distress
 

もちろんご両親からのSOSのサインは見逃さないよう注意が必要です。だいたいの親は、子どもに迷惑をかけてはいけないと思って、大変なのに我慢しちゃったりすることがありますので。

「何かあったら遠慮せずにいつでも連絡してね」。今はそれだけきちんと伝えておいて、現状のペースを保ちながら良好な関係を続けていくのが親孝行なんじゃないかな。

アドラー心理学では、子育てのゴールは子どもの自立であると考えます。あなたはすでに自立した立派な大人。ご両親にとっても誇りでしょう。

自立したあなたが、今度はご両親をサポート(支援)する。すべてやってあげるヘルプやレスキュー(救助)ではなく、あくまでもサポートです。ご両親の意向を聴いたうえで、大人同士お互い心地よく関わりあっていけるとよいのではないでしょうか。

相手の気持ちも確かめずに、勝手に不眠になったり泣きそうになったり心を張り裂けさせたりしなくてもいいと思いますよ。

この記事の著者・永藤かおるさんのメルマガ

初月無料で読む

image by: Shutterstock.com

永藤かおるこの著者の記事一覧

有限会社ヒューマン・ギルド 取締役研修部長 公認心理師(登録番号: 29160号) 。日本アドラー・カウンセラー協会認定シニア・アドラー・カウンセラー。日本アンガーマネジメント協会認定 アンガーマネジメント・ファシリテーター 平成元年 三菱電機株式会社 入社。その後、ビジネス誌編集、語学専門学校専任教師など、20年以上にわたるビジネス経験を経て、自身が働く中で壁に当たった際に出会ったアドラー心理学を修得。 現在、日本におけるアドラー心理学の一大拠点であるヒューマン・ギルドにて、アドラー心理学研修講師(企業・自治体、教育機関、個人等)、カウンセリング、書籍執筆などを担当。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料お試し登録はこちらから  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 公認心理師永藤かおるの「勇気の処方箋」―それってアドラー的にどうなのよ― 』

【著者】 永藤かおる 【月額】 ¥440/月(税込) 初月無料 【発行周期】 毎月 第2金曜日・第4金曜日

print
いま読まれてます

  • 実家の両親が衰えてきて不安。離れて暮らす40代一人っ子独身女性に公認心理師が助言したこと
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け