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イチから学ぶ「ドヤコンガ」の正体。人気声優・水瀬いのり本人なのか?スタッフなのか?「整形ばらし」「口パク暴露」の真犯人は

ここ数日にかけ、突如ネットで脚光を浴び話題となっている“ドヤコンガ”なるキーワード。新手のネットスラングかと思いきやどうやらそういうことでもないらしく、ネット検索をかけてみると「水瀬いのり28)」という人気女性声優の名前と紐づいてヒットする。一体どういうことなのだろうか。

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まずは水瀬いのりのプロフィールから紐解こう。東京都出身の水瀬がアニメ『世紀末オカルト学院の岡本あかり役で声優デビューを果たしたのは2010年。その後は順調にキャリアを重ね、競争の激しい女性声優の世界で15年間に渡り大車輪の活躍を見せる超売れっ子だ。以下の代表作とキャラクターの名がそれを証明している。

『五等分の花嫁』 中野五月
『ご注文はうさぎですか?』 チノ
『原神』 フリーナ
『宇宙よりも遠い場所』 玉木マリ
『心が叫びたがってるんだ。』 成瀬順
『山田くんとLv999の恋をする』 木之下茜
『鬼滅の刃 無限列車編』 ふく

などなど、上げればきりがない。そんな彼女に何が起こったのか。

きっかけは「Xアカウントの乗っ取り騒動」

「X(旧Twitter)のアカウント乗っ取り騒動がきっかけです」

と話すのは、アニメーション全般に深い造詣を持つ40代の男性ネットメディア編集デスク。彼によれば、水瀬のオフィシャルアカウント「水瀬いのりinfo」が3日に乗っ取られ、何者かにより写真入りの「水瀬いのりさんの注意喚起が読めないバカ」というポストが投稿されたという。

「とは言えそれは水瀬さんの裏垢の誤爆ではないのか、という見方が支配的です。誤爆の言い訳に使われがちな“乗っ取り”という言葉にネット民は呆れています。そもそもそうまで簡単に、しかも都合よく乗っ取られるわけがないじゃないか、という」(同前)

つまりは、水瀬が本来自身の匿名アカウント(裏垢)に投稿するはずのポストを誤ってオフィシャルアカウントに投稿してしまったということで、当のオフィシャルアカウントでは5日18時にこのような「報告」がなされている。

「話がそこで済めばよかったのですが…」

と、前出のネットメディア編集デスクが続ける。

「水瀬さんがハンドルネーム“ドヤコンガ”を名乗って、ネット上で煽り投稿を繰り返していたのでは、という疑惑が噴出しているんです」

人気声優が煽り投稿を繰り返していたとは穏やかな話ではないが、そもそも“ドヤコンガ”とは何者なのか。

「過去、水瀬さんのファンと対決したこともあるXアカウントなんですが、もし“ドヤコンガ”が水瀬さんだとしたらファンと“本人”がやり合うという“夢のレスバトル”を繰り広げていたということになります(笑)」(同前)

そんな“ドヤコンガ”は井口裕香、小倉唯、鬼頭明里、芹澤優、伊東美来、内田真礼、佐倉綾音といった他の人気声優たちを辛口批評していたとも言う。

「井口さんに対しては『整形バラし』とも取れるリプライ、小倉さんにはライブでの口バクバラし、内田さんにはライブブルーレイの売り上げマウントなど、結構な暴れ具合でした」(同前)

しかしながらネットメディア編集デスクによると、誰に対しても毒を吐いていたということではなく、大御所声優の田村ゆかりや水樹奈々については褒めている模様で、大御所以外でも早見沙織や戸松遥、悠木碧、沢城みゆき等は高く評価しているという。彼女ら“大御所以外”の声優たちは水瀬と共演経験があり、“ドヤコンガ”は声優を評価するにあたって技術面を重視する傾向があると同氏は語る。

イチから学ばなければまったく理解できない“ドヤコンガ”

“ドヤコンガ”がやらかしてきたことは理解できた。が、「そもそも“ドヤコンガ”とは何者なのか」という点を解明しなければ話は始まらない。

「水瀬さんの裏垢疑惑が浮上した“ドヤコンガ”は、実際には“二代目ドヤコンガ”のようです」(前出のネットメディア編集デスク)

伝統芸能の世界でもあるまいし、“二代目”とはどういうことなのか。

「もともとネット掲示板などを荒らす“初代ドヤコンガ”というアカウントが存在していて、そのハンドルネームを乗っ取る形で“当代ドヤコンガ”がメジャーデビューしているというのがネット上の定説です」(同前)

【2024/4/15編集部追記:再調査の結果、“初代ドヤコンガ”がネット掲示板などを荒らしていたという事実はなく、MAG2NEWS編集部の事実誤認でした。訂正してお詫びを申し上げます】

これが“ドヤコンガ学”の初歩の初歩、必須知識だという。それではとネットで検索をかけてみたところこのようなサイトを発見した。そこには「なぜ『ドヤコンガ』?敵から勝ち取った名前」との見出しで、こんな説明がなされていた。

5chやツイッターでは水瀬いのりの話題になると小倉唯や鬼頭明里などの水瀬と同年代女性声優をしつこく叩く人物がいた(後の2代目ドヤコンガ)。

 

その声優に粘着している人物が初代ドヤコンガにツイッターで絡み、嫌がらせでドヤコンガを名乗るようになる(2代目ドヤコンガ)。

にわかに理解しがたい理由ではあるが、こうして生まれたのが水瀬の裏垢疑惑が浮上している“現ドヤコンガ”ということで間違いないようだ。そしてこの“ドヤコンガ”は、水瀬の関係者であることもまず間違いがないというのもコンセンサスだという。こちらのサイトから引こう。

水瀬いのりさん=ドヤコンガ説

 

  • 趣味嗜好も口調も考え方も水瀬いのりと一致する
  • 関係者しか知らないような情報を知っている
  • 熱心なファンでも全通できないイベントを全通している
  • 先輩の井口はさん付けして後輩の鬼頭は呼び捨て
  • 水瀬いのりの生放送中にレスしたことが一度もない
  • ファン目線ではなく水瀬いのり目線の書き込みばかり

確かに納得の行く“考察”である。

「水瀬いのり本人=ドヤコンガ」で確定なのか

では、「水瀬いのり本人=ドヤコンガ」で確定なのか。

「そこは意見が分かれるところです。状況的には“スタッフ説””本人説”のどちらもあり得るのですが、『その方がセンセーショナルだから』という理由で水瀬さん本人説が流布されているようにも感じられますね」

前出のネットメディア編集デスクはこのように語るが、次のようにも指摘する。

「ほかの声優さんに関する投稿を読むと、スタッフやマネージャーといったレベルを超えた、本人ならではの情念のようなものをひしひしと感じるんです」

現在のところ水瀬本人はこの件に関して5日の「報告」ポスト以来、何一つ語っていない。その一方でかつて“ドヤコンガ”に「整形バラし」された井口裕香は5日にこんな“反応”を見せていた。

「競争の激しい女性声優の世界ですから、なんかこう“バチバチ”って感じですよね」

と井口のポストを見て苦笑するのは、とある子供番組で複数の声優と現場を共にしたという50代のテレビ関係者だ。

「言うまでもない話ですが、それこそ星の数ほどいる声優志望者の中からデビューできる人は一握りですし、そうは言っても毎年ものすごい数の新人が業界に入ってきます。絶対に名前は出せませんが、現場であからさまにライバルに対してマウントを取りに行ってるなというシーンも見ましたね。ネット上でダメージを食らわすという手口は噂レベルでは耳にします」(同前)

そんな中にあって、今回思わぬ形で疑惑が浮上してしまった水瀬は今後、どうなってしまうのか。

「“ドヤコンガ”が水瀬さんと決まったわけではありませんし確証の取りようもないですから、個人的にはいきなり仕事の声がかからなくなるとは思っていません。ライバルだらけのこの世界でこれだけの実績を上げるのは実力あってこそですから」(同前)

水瀬を熱心に推す“いのりんファン”の声も拾っておこう。

<今回の件でいのりんのことがますます好きになった>

<これで引退とかそういうことだけはやめてほしい>

<ドヤコンガが本人だったらむしろ好感度上がるわ>

少なくないファンがいのりんの変わらぬ活躍を期待している。

X(旧Twitter)の反応





※本記事内のツイートにつきましては、X(旧Twitter)のツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

image by: Shutterstock.com

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