あくなき性欲が好景気を呼んだ?11代将軍・徳川家斉が江戸にもたらした「イエナリノミクス」の源泉

 

次に江戸時代日本の後宮である大奥です。

将軍の夜伽を務める側室たちは常に監視の目に晒されていました。次の間に侍女が控えていたのです。●●●●の最中、側室が将軍におねだりをしないよう見張っていたのですね。

こうした監視下の●●●●を大いに楽しんだのが11代将軍徳川家斉です。家斉は15歳で将軍となりました。少年でしたから、幕政は老中首座の松平定信が担いました。

定信は家斉の生活にも口を挟みます。質素倹約を課し、●●●●にも厳しい制約を設けたのです。やり過ぎを諌めたばかりか、体位は正常位のみとしました。

特に騎乗位は厳禁です。男優位の時代、●●●●においても女性が男の上に座するなどもっての他と定信は考えたのです。定信は家斉が騎乗位で楽しんでいないか侍女に監視させていたかもしれません。

ストイックな●●●●と暮らしを強いられた反動でしょうか。定信が老中を辞し、歳を重ねると家斉は抑えていた欲望が爆発、生涯を通じて40人もの側室に55人(53人という説もあり)の子供を産ませました。

当然、大奥の暮らしも贅沢を極めます。家斉は●●●●ライフを満喫しようと精力剤のオットセイやアザラシのペニスの粉末を欲しました。

家斉の命で公儀御庭番はアザラシ、オットセイのペニスを求め、北の海に赴いたのでした。家斉時代、老中の重要な役目は数多の子供たちを大名たちへ養子入りや輿入れさせることでした。その役目に最も成功したのが水野忠成で、彼は大きな権勢を誇ります。家斉の厚い信頼の下、貨幣改鋳で幕府財政を豊かにし、家斉の豪奢な暮らしを支えました。

商人たちは潤って賄賂が横行したものの、文化文政年間、江戸は空前の好景気に湧きました。家斉のあくなき性欲、すなわち、「イエナリ●●●●」は「イエナリノミクス」という経済政策となっていたのかもしれません。

image by: Shutterstock.com

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