今、区長になっている方に、私が元信者時代、熱烈な声援を送った過去
私も信者になってまもなく、ある都議会議員候補が教団のホーム(礼拝や寝泊まりをする場所)にきて、一票を投じてもらうために、話をされたのを覚えています。私はその議員が教団の教義を受け入れている人だと信じて、必死で声援を送りました。
その方は現在、自公に推薦されての区長となっています。30年以上前なので、今もまだ旧統一教会との付き合いをしているかはわかりませんが、もし続いていたとすれば、それこそ教団との深く長い付き合いをしていることになります。
その時、その議員候補もあまりの熱烈な歓迎ぶりにちょっと圧倒された感じで話していたことを覚えています。まったく知らない人たちにもかかわらず、一糸乱れぬ熱烈な応援をうけた時には、思想が統一されたカルト思想の団体の可能性があると思い、注意をする必要があります。
自民党議員にいる教団関連の信者秘書の存在が、再調査に踏み切らせない可能性も
自民党議員は旧統一教会と議員の再調査に踏み切る人は誰もいません。
それは、いまも存在する教団関連の信者秘書の存在が、それが引き起こしている可能性があるからかもしれません。
国対ヒアリングで「もるすこ」さん自身の体験として「それ(統一教会の国教)を達成するために、私も秘書の養成講座などのセミナーを受けています。この訓練を受けて、(教団は)政治家に関わりを持つ秘書になることを組織的にやっているということです。ここをしっかりとジャッジされる次の(衆議院)選挙であるべきです」とも話しています。
今も、多くの教団関係の秘書が自民党に入っているといわれています。旧統一教会問題の再調査や第三者委員会の設置に踏み切れないのは、議員らを影でささえる秘書信者の存在も大きいといえるかもしれません――(この記事はメルマガ『詐欺・悪質商法ジャーナリスト・多田文明が見てきた、口外禁止の「騙し、騙されの世界」』2024年9月30日号の一部抜粋です。続きは、ご登録の上お楽しみください、初月無料です)
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