石けん、柑橘、フローラル。トイレ芳香剤で終わる恋もある
現在、トイレで使われている芳香剤は、清潔感のある「石けん系」「白檀系」「柑橘系」、華やかな「フローラル系」、爽やかな「シトラス系」「ミント系」「ラベンダー系」、と多岐に渡っています。
その結果、特定の香りとトイレの間に条件付けが成立しにくくなったのです。
ようやく、金木犀の香りは、本来の秋の風物詩へと戻ることができました。
とは言うものの、ご自宅で、特定のトイレの芳香剤だけを使い続けておりますと、かつて金木犀の香りで起きたことと同じ現象が起こってしまいます。
ご愛用の芳香剤の香りとトイレの間に、レスポンデント条件付けが成立してしまうのです。
その香りが、たまたま最愛の人が愛用するオーデコロンの香りと同じだったりすると、それは悲劇の原因ともなりかねません。

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だって、その人と会って話しているだけで、なぜかトイレを思い出してしまうのですから……。
まあ、受け止め方ひとつで悲劇も喜劇になります。
最愛の人からトイレを連想する。考えようによっては、それはそれで、ちょっとヘンタイっぽくって面白いかもしれません。
(メルマガ『富田隆のお気楽心理学』10月8日配信号より一部抜粋。他のコンテンツもお読みになりたい方はご登録ください。初月無料です)
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