心がちょっと疲れているなと感じたらすぐに読みたい「老子」の言葉

 

さっそく、本文の中から気になる部分を赤ペンチェックしてみましょう。

老子に言わせれば、世の中にある物事についていちいち「よい、悪い」「偉い、偉くない」「すごい、すごくない」とジャッジすること自体がおかしいというわけです。これを老子は「無為」という概念で説明しています

元気なときの孔子、いまいちなときの老子

強い者が勝つ、弱い者が負けるというのは思い込み

悩める人が陥りやすい「4つの心的傾向」

(1)自分は弱い=劣等意識

(2)自分は損をしている=被害者意識

(3)自分は完璧であるべきだがむずかしい=完璧主義

(4)自分のペースにこだわる=執着主義

鏡の思考

おっとあぶない、自分、自分。

本当の意味で「幸せな人生を送れる人」とは自分のペースを知っている人

「不真面目な人」「ズル賢い人」に腹を立てるのではなく、そんな人からも何かを学ぶ

茶碗の思考

「何も入ってないじゃない」って? いいえ、本当に役に立っているのは、この、何もない空間なのです。

時計の思考

何も達成していないけれど、止まらないことに価値がある。

傘の思考

この雨だって、いつかはやむさ。

天地ですら、長く雨を降らせ続けることができないのだから、人などなおさらだ

木の根っこの思考

風にはしゃぐ葉っぱは、元気そうに見えるけれど、季節がめぐれば散ってしまう。私は地味に見えますが、何年もこうしてどっしり生きています。

パンタロンの思考

流行? 古い? どっちでもいいや。これが僕の形なんだ。

「社会」だって「今という時代のなかで勝手に形づくられた薄っぺらなもの」かもしれません

昆布の思考

「あ、昆布の味だ」と言われてしまうようでは「いい仕事」とは言えません。「なんかおいしい」と言われてはじめて成功です。

地球の思考

本当に偉大なものは、そもそも完成しないのさ。

マカロニの思考

別にこれといって芯はないよ。

精神科に来る人々を前提としたアドバイスだけに、耳を傾ける価値がある。

精神が病んでしまう前に、ぜひ読んで、老子の思想をインストールすることをおすすめします。

ストレスを抱えがちなリーダーも、あらかじめ読んでおくと、いざという時心が守られると思います。

ぜひ、読んでみてください。

image by: Shutterstock.com

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Amazon.co.j立ち上げに参画した元バイヤー、元読売新聞コラムニスト、元B11「ベストセラーBookV」レギュラーコメンテーター、元ラジオNIKKEIレギュラー。現在は、ビジネス書評家、著者、講演家、コンサルタントとして活動中の土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介。毎日発行、開始から既に4000号を超える殿堂入りメルマガです。テーマ:「出版/自分ブランド/独立・起業」

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【著者】 土井英司 【発行周期】 日刊

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