「心配事の95%は起こらない」という事実。なぜ私たちはすぐに心配してしまうのか?

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心配事の約95%は起きず、杞憂に終わる。そんな研究結果が出ていることをご存知でしょうか? “青森の神様”と呼ばれ、ベストセラーを数多く世に送り出している作家の木村藤子さんは、今回のメルマガ『“青森の神様 木村藤子” あなたに幸福をもたらすメールマガジン』の中で、「なぜ人は心配してしまうのか」その理由について解説しています。 

心配事の95%は起きない

「毎日のように何かを心配している」「夜眠れないほど不安になる」…そんな経験はありませんか? 実は、私たちが心配する事柄の約95%は実際には起こらないと言われています。アメリカの臨床心理学者ロバート・L・リーヒ(Dr. Robert L. Leahy)が行った研究によると、心配しているうちの8~9割近くは杞憂に終わり、残りの1割程度が起きたとしても想定していたより重大な結果にはならないという報告があります。

もちろん、「じゃあ心配なんてしないほうがいい」と言い切るのは極端な話。人間には、不安や心配という感情が備わっています。むしろ上手に使えば、人生をより良い方向へ導く“道具”にもなるのです。

本記事では「心配の95%は起こらない」ことを踏まえながら、具体的にどうすれば心配を笑いに変え、心を軽くし、毎日を充実させられるのかを解説します。ぜひ最後まで読み進めてみてください。

【なぜ私たちは心配してしまうのか?】

・心配の心理的メカニズム

人が心配を抱くのは、主に「未来の不確実性に対する本能的な防御反応」からです。私たちの脳は、未知のリスクから身を守るため、ネガティブな可能性を考えて備えようとします。
しかし、過剰な心配は現在の時間とエネルギーを奪い、「実際に目の前で起きていること」に集中できなくなるデメリットがあります。

・不安が持つポジティブな側面

実は心配や不安には、自分を危険から守る警報装置としての役割があります。大切なプレゼンの前に少し不安を感じるからこそ、十分な準備をしたり、シミュレーションをして失敗の確率を下げたりできます。つまり心配を「なくす」のではなく、上手に活用することが大事です。

【心配の95%は起こらない、という事実】

・研究データからみる“杞憂”の多さ

先述のように、ロバート・L・リーヒ博士の研究のほか、シンシナティ大学が行った調査でも「人が抱く心配の約85%~90%は実際には起こらない」と報告されています。多くの心配は頭の中だけで終わり、現実化することは少ないというわけです。

・過去の心配を振り返ってみる

一度、過去を思い出してみてください。例えば一週間前に「これは絶対まずい…」と悩んでいた出来事は、今どうなっていますか? ほとんどは起きなかったか、起きても予想ほどひどい結果ではなかったのではないでしょうか?(メルマガ『“青森の神様 木村藤子” あなたに幸福をもたらすメールマガジン』2023年9月22号より一部抜粋)

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