1.6万円の高級キーボードを買うか悩んでいたら、5000円台でそっくりさんを購入していた #これ買ってよかった

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自分の中で最高のキーボードは?

こう聞かれた時、私はロジクールのMX Keys miniと答えます。テンキーレスの70%サイズキーボードで、デザインの美しさと入力感の気持ちよさ、ストロークをしっかりと受け止めてくれる正確性にすっかりヤラれてしまいました。

しかし、ここで新たな悩み。

出先(編集部)での作業時でも使いたくなり、もう1台「置きキーボード」として買うべきか? いやしかし、通常価格で1万6700円。セール時でも1万3000円ほどする高級キーボードを、そんなじゃんじゃか買って良いものだろうか? ……答えは出ませんでした。

答えは出なかったのですが、絶妙に「近い」代替案を見つけたのです。

MX Keys miniに似ている「Keychron B1 Pro」。なんとセール価格で5,544円まで落ちていたのです。

飛びつきました。レビューしていきます。

【「Keychron B1 Pro」はこんな人におすすめ】

・MX Keys miniの2台目やサブ機を検討している人

・コンパクトでスリムなキーボードが欲しい人

・ノートPCと一緒に持ち運べるキーボードが欲しい人

左:5,544円のそっくりさん、右:1万2980円(執筆時点)


左:Keychron B1 Pro/右:MX Keys mini

まずはどこが違うのか? を比較してみました。

デザインの方向性は、はっきり言って酷似しています。右がMX Keys mini、左がKeychron B1 Proですが、こうして手に持って5歩下がると見分けがつかないレベル。


上:MX Keys mini/下 Keychron B1 Pro

キーレイアウトはファンクションキーの大きさ・幅が若干異なります。しかし、それ以外のキーのサイズ、全体のフットプリントはほぼ同じ。


左:Keychron B1 Pro/右:MX Keys mini

背はKeychron B1 Proの方が低くなっています

個人差のあるところですが、ホームポジションから上の方のキーに指を伸ばした時、タイプしやすいのはMX Keys miniの方でした。

そこまで真似てよいのか?と若干不安になった、キートップの丸い凹みもKeychron B1 Proは再現

しかし、凹みは若干浅めで、タイプ時に指の腹へのフィット感が高かったのはMX Keys miniの方ですね。

キー入力感もMX Keys miniの方がカチカチと良い音&ちょうどよい押し返しをくれて上品です。Keychron B1 Proは若干パチパチとしたチープさがありました。

MX Keys miniはバックライトがあり、暗所での作業がしやすいのも特徴ですが、Keychron B1 Proはバックライト無し。キー刻印も一般的なシルクスクリーン印刷となっているので、耐久性は低めですね。

私は1日に2万字ほど入力するので、母音が消えるまでは持って2週間だな……と思っています。

その対策と言ってはなんですが、標準でシリコン製保護カバーが付属しています。

ビジュアルと打鍵感は残念なことになりますが、タイプ音は若干静かになりますし、キー刻印の削れや汚れも防げます。

接続方式は多彩で優秀。

Keychron B1 ProはBluetooth(3台切り替え)、2.4Ghz(ドングル付き)、USB有線での3接続方式に対応しており、WindowsとMacのキーレイアウトもスイッチで切り替えできます。接続性の良さはMX Keys miniに負けていません。

嬉しかったのが、オンボードメモリによるキーリマップやマクロに対応している点。ブラウザから設定ページを開いて簡単にキー割当を変更できる手軽さは、MX Keys miniにはないメリットですね。

サブに優秀。メインにも使えるコスパの優れたそっくりさん


MX Keys mini同様、MacBook Airの上に置いても使えました

こうして比較してみると、パッと見は似ていますが、Keychron B1 ProとMX Keys miniとは全く同じものではありません。性能面にやはり違いがあり、ハイエンドなMX Keys miniとのコスト差に気付かされることもあります

やはり「そっくりさん」はあくまで「そっくりさん」であり、別のキーボードとして捉えるのが良さそうです。自分の中の理想(MX Keys mini)とのギャップも多少感じています。

しかし……です。そのギャップが限りなく少ないのです。

私はレビューでキーボードを試す時、キーレイアウトとフットプリントの違いに合わせるためのチューニングの時間が必要。無意識下で入力できるようになるまで、およそ2日はかかります(それでもタイプミスはまぁまぁ起こります)。

しかし、こちらは指が感じる差はFキーのサイズだけなので、チューニングはおよそ1時間で完了。1本の原稿を書くくらいの時間で、指はもう「これはいつものアレである」と認識しました。正確にはそれは誤認であるのですが、短時間で見事に指を騙せています。


この価格なら多少雑にバッグに入れても許されますね

価格的にもカジュアルなので、私のようにメインではないがノマドワークやオフィス用にもMX Keys miniがほしい。でも、同じ値段を出すのはちょっと……。

こうした時に、価格を考慮してこちらを選んでおくのは、コスパを考慮した賢い選択であると言えるのではないでしょうか。少なくとも私はとても良い買い物をしたと、非常に満足しています。


機能性とビジュアルの良さでメインを張れるキーボード

そして今回はハイエンドなMX Keys miniを引き合いに出しましたが、それ抜きにしても、キーの入力しやすさや、マルチ接続対応、オンボードメモリでのリマップなど、キーボードに求められる機能や使い勝手の良さは及第点を超えています

確実にメインを張れるキーボードとなっているので、コンパクトキーボードを求める多くの人にとっても、この価格は強い選択肢となるはずです。

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提供元:LIFEHACKER

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