7月20日の投開票日を目前に控え、最終盤を迎えた参院選挙戦。自公が過半数を維持できるか否かが大きな注目を集めており、各メディアもさまざまな見立てを報じています。そんな中にあって、32ある「1人区」の動静をポイントとして上げるのはジャーナリストの高野孟さん。高野さんはメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』で今回、報道各社の「1人区の勝敗予想」を取りまとめて紹介した上で、自民党が前回・前々回のような勝ち星を上げられないことは確実と結論付けています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:参院選「与党50議席確保」を巡るギリギリの攻防(下)/「風」の吹き方次第で白か黒かに揺れ全体の結果を左右する「1人区」の見どころ
プロフィール:高野孟(たかの・はじめ)
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。
参院選「与党50議席確保」を巡るギリギリの攻防(下)/「風」の吹き方次第で白か黒かに揺れ全体の結果を左右する「1人区」の見どころ
先週に参院選序盤段階での「週刊文春」(久保田正志)、「AERA」(角谷浩一)などの予測を引用したが、付け加えて1週遅れの「サンデー毎日」(三浦博史)のそれも引用しておこう。
結論は与党の獲得議席は56、非改選と合わせた合計は131となり、同記事の見出しの通り「自民・公明大苦戦もギリギリで逃げ切りか」である。
先週引用の角谷予測も与党合計133で、まあそんなところだろうという感じだが、これから終盤戦突入なので投票日までの1週間に何が起きるか分からない。まだまだ久保田予測(図2として再掲する)のように、与党が過半数割れを起こして政局大流動という可能性は五分五分残っていると見るべきだろう。
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