福祉の未来はテクノロジーが拓く?安野貴博氏「新党みらい」の公約に見る可能性と課題

 

しかし、スピードと共に求められるのが民意の反映である。同党は政治を「限られた人のものじゃない。本来、私たち一人ひとりの手の中にあるべきものだ」「政治とあなたの距離を近くする。もっと気軽に参加できる、もっと参加したいものへ変えていく」という。

これまでの政党は未来を「理想」だけで語ってきた。

それが理念として結晶化され、現在の分断が進む状況は、この結晶のぶつかり合いの結果ともいえる。

理念を語るのも重要ではあるが道筋を立てるのも同じように重要だ。

オンラインを使って障がいのある方の学びを展開しようとする際、テクノロジーに「のる」ことに抵抗を示す方々がいた。

24時間の看護が必要な方がオンラインで外部とつながり、「学び」を行うことに、周辺の医療関係者さえ、抵抗する人がいた。

それをしなやかに納得させ、誰もが学び、過ごせるために、テクノロジーの力が必要な時に来ていると思う。

学びを提供してきた結果、受講者の生活がどう変化したか、その実態を示し、それを適切な言葉で表現しながら、テクノロジーをていねいに使いながら、新しい情報社会を考えていきたい。

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障がいがある方でも学べる環境を提供する「みんなの大学校」学長として、ケアとメディアの融合を考える「ケアメディア」の理論と実践を目指す研究者としての視点で、ジャーナリスティックに社会の現象を考察します。

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