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仕事が速い方だと思っていたのに、転職したベンチャー企業のスピードが速すぎて追いつけません

これまで仕事が速いほうだと思っていたのに新しい職場では通用しない…そんな悩みが世界的コンサルティング会社マッキンゼーで14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さんのもとに届きました。赤羽さんは自身のメルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』で、スピード勝負の職場で生き抜くための実践的な思考法・行動術を紹介しています。

仕事がそこそこ速いほうだと思っていたのですが、転職したベンチャーがすごいところで全然追いつきません。

Q.
29歳、男性です。これまで2度転職しました。仕事はそこそこ速いほうだと思っていたのですが、転職したECベンチャーがすごいところで、仕事が全く追いつきません。会議も短くて、しかもスタンドアップミーティングとか言って立ったままやるので驚きました。各自の進捗、タスクを確認してあっという間に終わります。私は何をどこからやるのか戸惑ってしまい、皆忙しそうにしているので、質問するのもはばかられます。どこからどう改善すればいいでしょうか。このままでは、悔しいし、何とかしたいです。

赤羽さんからの回答

ご相談どうもありがとうございます。いい会社に入られましたね。

今は大変でしょうが、一生役立つスキル、行動姿勢が身につくと思います。

やるべきことはたくさんあります。

1.まずは、単語登録を200くらいしてください。単語登録と言っても短文とか、URL等も登録できるので、それでかなり早くなります。たかが単語登録と思うかもしれませんが、実際の加速効果は莫大です。

2.先輩3人をつかまえて、この会社での仕事のしかたをよくよく聞いてください。まずはお昼に一緒に行って軽く話を聞き、関心を持ってもらって夜の会食を誘います。夜であれば2~3時間、じっくりと話を聞くことができます。何が一番重視されているのか、何はやめておいたほうがいいのか、誰がキーパーソンかとかそういったことですね。

3.即断即決、即実行、即答が鍵ですが、特に大事でかつ簡単なのは即答なので、そこから始めてください。「即答などできない。むしろ一番むずかしいのでは」と思われたかもしれませんが、そんなことはありません。即答する人とそうでない人は人に与える印象がずいぶん違いますが、実は数秒の違いです。その間に考えをまとめることなどできません。単にすぐ話すか、意味のない間を空けるかの違いです。ですので、ぜひ間髪入れず、話し始めてください。実はできます。

4.仕事の指示を受けたら即座にその内容を書き留め、進め方を書き、上司に確認してください。10分以内がいいです。もちろん10分後に上司がいなければ戻ってきたときに確認します。

5.仕事の進め方については、先輩にすぐ聞いてください。この会社での進め方を教えてくれるでしょう。

6.報連相を徹底します。うまく進まず抱え込むと悪循環になりますので、報連相が鍵です。

7.一度資料を作ったら、それをテンプレートにしておきます。二度目以降、大きく加速できます。

8.頭に浮かぶことをすぐA4用紙に書き出します。一件一葉です。そうすると頭の回転がどんどん速くなります。『ゼロ秒思考』https://amzn.to/32Z97cw で紹介したアプローチで、内外で数十万人の方が取り組んでいます。

いかがでしょうか。まずはやってみてください。

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image by: Shutterstock.com

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ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクター 東大工学部卒業後、コマツにてダンプトラックの開発に携わる。スタンフォード大学大学院に留学し機械工学修士、修士上級課程を修了後、マッキンゼーに入社。ソウルオフィスをゼロから立ち上げるなど、14年間活躍。その後、ブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業し、ベンチャー共同創業・経営支援、大企業の経営改革、経営幹部育成、新事業創出に取り組む。韓国、シンガポール、インド、ベトナムなどの企業を支援。 著書に 『ゼロ秒思考』 『速さは全てを解決する』 『瞬時に切り返す会話術』 『自己満足ではない「徹底的に聞く」技術』 など、国内27冊、海外30冊、合計138万部超。 内外での講演多数。東京大学、早稲田大学、電気通信大学、北陸先端科学技術大学院大学講師を歴任。

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【著者】 赤羽雄二 【月額】 ¥880/月(税込) 初月無料 【発行周期】 毎週 月曜日

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