うまくいきたい、結果を出したいと願いながらも、不安や心配に飲み込まれてしまって集中できない。そんな経験は誰しもあるのかもしれません。メルマガ『菊原智明の【稼げる人、売れる人に変わる知恵】』の著者であり、経営コンサルタントで関東学園大学で教鞭も執る菊原さんは、成果を出している人に共通する思考方法を日常にどのように取り入れ、ネガティブな性質と向き合うかについて伝授しています。
目の前のことを味わい未来を明るく考えるという習慣を身につける
今まで何度となく紹介させていただいた“営業ノート”というツール。
縦軸が重要度で横軸が緊急度。ということは第4の領域は“重要でも緊急でもない”という部分になる。
そこに“モチベーションが上がること”を書いている。
今はその部分に“大切にしている言葉”を写経している。
書き写している1つに“目の前の幸せを味わう”というものがある。これを書くようになってから日々が充実するようになった。
うまくいく人とそうでない人を分けるもの。それはスキルや知識以上に“気分よく考える習慣”だと思っている。
実際、私がこれまで関わってきた凄い人たち。
・トップ営業スタッフ
・凄腕経営者
・仕事もプライベートもうまく行っている人
などなど。
人それぞれ性格もやり方違う。十人十色だ。
その中である共通点がある。それは“目の前のことに集中している”ということ。
言い方を変えると“目の前のことをしっかり味わい、そして未来を明るく考える”という感じになる。
当たり前のことだと思う人もいるだろう。シンプルながらも、非常に強力な思考だ。しかし、これを実践するのは簡単ではない。
まずは“目の前のことをしっかり味わう”ということが解説する。
人間はそもそもネガティブにできている。これは心理学や進化論でも証明されていること。
旧石器時代だとして想像してほしい。森の中でガサガサという音がしたとする。
ポジティブな人は「お、仲間かな?それともウサギかな?」といい方に考える。そして肉食動物に食べられてしまう。
一方、ネガティブな人は「これは危険だ」と警戒し、すぐに身を隠す。結果的に後者が生き延びて、子孫を残す。
つまり、現代の我々は“ネガティブ思考を持った人の子孫”だということ。
このように、人は基本的に“不安、心配、恐れ”に支配される。
今現代でいえば、目の前の出来事に対して、
・うまくいっていても「どこかで落とし穴がある」
・誰かに褒められても「裏があるに違いない」
・いい話なのに「これは騙そうとしている」
などなど。
つい悪い方向に考えてしまう。
営業でもそう。
順調に話が進んでいるのに「こんなにうまくいくのはおかしい。何かあるに違いない」と疑ってしまう。
成功を恐れ、失敗を予期する。旧石器時代は必要だった能力。しかし、今現代ではこれが行動を鈍らせ、結果を狂わせる。
では、どうすればこの“ネガティブな性質”に邪魔されないようにするか。
その第一歩がーーー(『菊原智明の【稼げる人、売れる人に変わる知恵】』2025年7月25日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください、初月無料です)
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