「妻が子どもを叱りつける日々が耐えられません」そんな夫がすべき“たった一つの対応”

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「妻が子供を叱りつけていて耐えられない」という夫からのお悩みが、世界的コンサルティング会社マッキンゼーで14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さんのもとに届きました。赤羽さんは自身のメルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』で、家庭内の悪循環を止めるための具体的な工夫を紹介しています。

妻が子どもを叱りつけており、耐えられません。本人も反省はしているようなのですが、すぐ戻るのがストレスです。

Question

shitumon

結婚11年、妻が小2の長女をものすごく叱りつけます。長女も反発して「ママ嫌い!」とか言いますし、言うことを聞きません。なので日々叱っており、長女も泣き出すことがよくあります。私は気にしないようにしているのですが、耐えられません。本人も反省はしているようなのですが、翌日はもう元に戻っており、埒が明きません。私はどうしたらいいのでしょうか。このストレスを減らす工夫ができたらやりたいです。

赤羽さんからの回答

ご相談どうもありがとうございます。こういう相談を頻繁に受けています。今日もありました。

この問題は解決しづらいですが、解決・改善できるとしたら、相談者さんが鍵になります。

子どもを育てるというのは本当に大変なことですし、核家族化が進んだ現代日本では、どう見ても無理があります。ヒトの赤ちゃんは母親が一人で育てられるものではありません。祖母、きょうだい、甥・姪などの協力が必要です。夫一人が協力しているつもりでも、全く足りませんし、育休でもとらない限り、どうにもなりません。

そういう状況で、奥様が長女をものすごく叱りつける、というのはしょうがないことです。決して奥様を責められません。

育児にほとんど協力していない夫には、文句を言う筋合いはありません。

できることは、100%話を聞いてあげること。意見も言わず、感想も述べず、質問もせずに全部聞いてあげてください。それだけで奥様の気持ちはかなりおさまります。気持ちがおさまると、悪循環が少し止まります。

奥様のいいところがもっと出てきます。子どもへの圧が少し減ると、子どもももう少しすなおでいい子になり、好循環が始まります。

なぜ意見を言ってはいけないのか。育児に関してほとんど勉強もせず、当事者として関わっていない状況で知ったかぶりであれこれ言うと、奥様は本当に不愉快だからです。

感想も同じです。第三者的で無責任な感想に聞こえます。

質問がなぜいけないかというと、質問の形での批判、非難がよくあるからです。

何かおかしいと思って奥様に質問したりすることはありませんか。それは質問ではなく、批判、非難になっています。

これらをやめることで、ずいぶん変わりますので、ぜひやってみてくださいね。

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ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクター 東大工学部卒業後、コマツにてダンプトラックの開発に携わる。スタンフォード大学大学院に留学し機械工学修士、修士上級課程を修了後、マッキンゼーに入社。ソウルオフィスをゼロから立ち上げるなど、14年間活躍。その後、ブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業し、ベンチャー共同創業・経営支援、大企業の経営改革、経営幹部育成、新事業創出に取り組む。韓国、シンガポール、インド、ベトナムなどの企業を支援。 著書に 『ゼロ秒思考』 『速さは全てを解決する』 『瞬時に切り返す会話術』 『自己満足ではない「徹底的に聞く」技術』 など、国内27冊、海外30冊、合計138万部超。 内外での講演多数。東京大学、早稲田大学、電気通信大学、北陸先端科学技術大学院大学講師を歴任。

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【著者】 赤羽雄二 【月額】 ¥880/月(税込) 初月無料 【発行周期】 毎週 月曜日

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