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現役探偵が「一年越し」の追跡!超“低頻度”の不倫を暴いた執念の調査を明かす

浮気調査と聞くと「数日も見張ればすぐ証拠が取れる」と思われがちですが、実際はそう簡単ではありません。浮気調査もよく依頼があるという現役探偵の後藤啓佑さんは、自身のメルマガ『探偵の視点』で、依頼者の執念が実ったともいえる浮気調査の長期戦について紹介しています。

一年越しの発覚

浮気調査で浮気の証拠が取れるまでにかかる平均的な日数は、だいたい1~2ヶ月ぐらい。

早ければ1週間以内に終わることもありますが、多くの場合は1~2ヶ月かかる印象です。

その大きな理由の一つは、文字にすると簡単、対象者が毎日浮気しているわけではないからです。

週に1回の人もいれば、月に1回しか会わない人もいる。逆に頻繁に会うケースは珍しい。

比較的短期間で証拠が取れるのは、別居や同棲のように男女が同じ場所で宿泊している場合です。

その場合は1~2週間で証拠が揃うこともあります。

今回お伝えするのは、その普通の時間感覚を大きく超えたケース──なんと、一年越しで不貞の証拠を掴んだ話です。

依頼者は男性。奥さんの浮気を疑っての調査依頼でした。ヒアリングでは「月に1~2回は怪しい」との話があり、こちらも怪しい曜日に合わせて調査を入れていました。

最初の数日間は目立った動きはなく、奥様は美容室に行ったり買い物をしたり、友人と過ごしたり。調査員の観察でも浮気を疑わせる行動は見られず、追加調査の提案を強めに出しづらい状況でした。

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しかし、依頼者はどうしても「離婚事由になる証拠を取りたい」と強く希望され、月に1~2回、依頼者が怪しいと考える日を選んで継続的に調査を続けました。

夏、秋、冬と季節は移り変わりましたが、しばらくは男性の気配は出ませんでした。

ところがある日の調査で、いつもと違う雰囲気が。奥さんが高級イタリアンの店に一人で入っていったのです。

調査員が張り込んで待つと、2時間ほどして同世代くらいの男性と出てきました。その後バーでの二人きりの時間、別れる際にキスをしている場面も撮影でき、これで“ほぼ確定”の状況に。ただ、法的な‘’不貞の証拠‘’としては不十分。

そこから依頼者と相談し、再度数ヶ月をかけて怪しい日を選び調査を続行。

そして夏が来たある日──以前の男性と駅で待ち合わせ、そのままラブホテルに入っていく様子を撮影、約4時間後には手をつないで出てくる決定的な写真が押さえられました。

これでようやく不貞行為の立証が完了!

依頼者が待ち望んだのは、数えれば365日以上!

一年越しの立証でした。

普通なら、3日ほど調査して何も出なければコスト面もあって諦める依頼者が多いです。

しかし今回の依頼者は財力があり、何より「諦めない」という執念が強かった。だからこそ、こうした長期の追跡が可能になり、結果を出せたのだと思います。

月に1回以下のごく稀な頻度でしか会わない浮気を掴むには、依頼者の執念と継続がものを言います。今回のケースはその象徴のような案件でした!

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image by: Shutterstock.com

後藤啓佑この著者の記事一覧

平成3年生まれ。探偵歴10年。愛知県出身。好きな調査シーンは張り込み。19歳から探偵の修行を始め、他の職業をやることなく社会に出て現在までずっと探偵。中高生の頃から中南米地域に興味があった為、好きな探偵と中南米を合わせよう!ということで23歳のときに中南米で探偵をする為グアテマラ入りをする。グアテマラにて活動後、事業の基盤作りの為帰国。まずはアジアからということで現在はバンコクやマニラなどでの調査を経験しながら、国際探偵への道を走っている。多くの男女トラブルや企業内外の調査を受けている。

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【著者】 後藤啓佑 【月額】 ¥121/月(税込) 初月無料 【発行周期】 毎週 火曜日 発行予定

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