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年末に「異常値」を出す企業は何をしているのか?飲食のプロが明かす「具体的な行動」

外食産業のなかで年末はボーナス期間ととらえられてきましたが、近年はその常識が覆されてきています。外食・フードデリバリーコンサルタントの堀部太一さんは自身のメルマガ『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』の中で、そんななかでも年末に異常値を出している支援先がおこなっている「具体的な行動」について紹介しています。

年末異常値を出す企業の具体的行動計画

繁忙期の優先順位は今までより高い。

消費環境が弱い時は、

こうなってきます。

忘年会需要でも、前半戦は異常に弱い。

しかし後半戦から異常に忙しくなる。

このようなケースも多々あります。

だからこそ、忙しい時に対応できるオペレーション力は前提条件。

これを達成できる企業さんは年商を見てもやっぱり強いなと感じます。

同時に、それを行う「集客」の努力も大事。

この視点で見た時に参考になるのが、ある地方都市で年商25億のご支援先。

2つの業態で展開しておられ、2つの業態共にシェアNo1!

人口は減っているのですが残存者利益もあり、売上を更に伸ばされているのも特徴です。

こちらが売上を「作る」という視点でかなり細かく、かつ再現性が高いことを実践されているので今日はそこを見ていきます。

■数字を「作る」上で重要なこと

待ちではなく攻めで数字を「作る」。

これには絶対に欠かせない事があります。

それは「正しい数字を把握できる」という事です。

ご支援先でも好調な企業さんでは、意思決定する際に参考になるデータがあり、仮説を少しでも正しくできる要素があります。

そのおかげで対策が可能に。この前提のもと、下記の内容に繋がります。

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■対象予算と販促計画を作る

こちらの企業さんで徹底しているのが

この2つです。それを見ていこうと思います。

■対象予算

こちらのご支援先のある1店舗。

12月の予算は2,500万円。

それをこのように把握。

法要:450万円(前年410万円

慶事:100万円(前年130万円

日常:370万円(前年430万円

企業:800万円(前年700万円

役所:100万円(前年90万円

学校:150万円(前年190万円

町内:100万円(前年50万円

おせち:430万円(前年400万円

合計:2,500万円

予約比率が高いからこそというのもありますが、売上の詳細が出ているのが良いですね。

ちなみにこれが業態によって取るべき項目を変えられています。

などなど。

このようなデータがあると出店時にも良くて、上記のような特性があるのはこのような立地属性。

これが見えると新規出店寺の立地調査において、再現性を取れるようにもなってきます。

さて、上記の予算設定で見ていくとBtoCが弱いのが見えると思います。

こちらは年間で見ると売上は増加なのですが、BtoCは減少、BtoBが増加という傾向に。

これは今の消費動向が悪いのも感じてしまう結果ではありますね。

特に行事としてある法事などは伸びながら、普段の食事自体の領域が落ちしている。

それは「喫食回数が減っている」ことや、「利用頻度が減っている」ことの影響も。

こちらのご支援先でもリピート率は悪化していないですし、離脱の絶対数が増えているデータも特にありません。

しかしーーー(『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』2025年12月15日より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみください、初月無料です)

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image by: Shutterstock.com

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関西学院大学卒業後、新卒で船井総研に入社。当時史上最年少にてフード部のマネージャー職へ。その後事業承継と起業を行い、 京都にて外食・中食業態を複数経営しつつ、多くの企業をサポート。事業規模は年商2,000万~1兆円企業まで幅広いです。外食/フードデリバリーが専門領域なので、それについての情報を書いています。

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