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年商100億円は「設計図」で決まる。成長企業が描くロードマップの思考法とは?

外食産業の外部環境は不確実性を増し、原価・人件費・初期投資は年々重くなっています。同じビジネスモデルでも、資本力の差がそのまま競争力の差として表れる局面が明確になってきました。外食・フードデリバリーコンサルタントの堀部太一さんは自身のメルマガ『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』の中で、ある成長企業が「年商100億円」という目標を前に、既存事業の延長と新規の取り組み、その両面からどのようにロードマップを描こうとしているのか、100億円企業の思考を紐解いています。

年商100億円を目指す企業のロードマップの描き方

外部環境が大きく変化し続ける中、資本力の有無での競争の差も大きく出ることを強く実感しています。

そのため、利益率や財務基盤という体質は前提として、体格もしっかりと大きくし続ける。改めてそれが大切になると感じています。

そんな中、先週のご支援先では改めて年商100億円を達成するために何をどうするか。

この辺りを考えてました。

これが参考になる点もありそうだったので、それを振り返っていこうと思います。

■基本的な考え方

・既存の延長

・新規の取り組み

主に2つです。

既存の延長だけで100億円を目指すのか、新規の取り組みも含めて100億円を目指すのか。

それぞれで見ていこうと思います。

■既存の延長

I)どこまで出店が可能なのか?

色んな売上の方程式はありますが、

年商=店舗数×平均年商

最もざっくりで見るとこうですよね。

こちらのご支援先の基本フォーマットは1店舗で1億円です。

100億円にするには100店舗必要な訳ですね。

しかし、ここで非常に悩ましい問題があります。

それは商圏拡大です。

どんどん外に外に広げて店舗を拡大。全国チェーンのスタイルですね。

しかしこのデメリットも多数ありますよね。

QSCの品質維持がより困難になる事を筆頭に様々な管理コストが上がっていきます。

こちらのご支援先では、◯◯地方と言われるエリアに絞ろうとなりました。

そうなると年商100億円はなかなか厳しい。

競争環境を少し度外視にはなりますが、70億円くらいが現実的に考えられる数字。

逆に既存の延長で100億円を目指すと無理な出店になるので自社カニバリも想定。

ii)スピード感と資金繰りはどうするのか?

こちらの場合、1店舗出店モデルは4,000万円。

今の初期投資の高騰を考えると、今後はこれでは間違いなく足りなくなります。

今は基本的には自社のキャッシュで展開する形を作られていますが、それだと100億円に何年かかるんだ!という話です。

これを定めると具体的な施策が見えてきます。

仮に毎年5店舗ずつ展開するとします。そう考えると毎年「2億円」の投資が必要に。

こうなると資金繰りとして、

・デット(銀行調達)

・エクイティ(投資)

このバランスが必要になってきます。

デッド中心の場合、銀行評価的に借りられる金額はある程度が見えてきてしまいます。

もし足りなければエクイティも検討ですし、本質的にそれをやってまで伸ばしたいか?が肝に。

こちらの企業さんでは伸ばしたい!となった為、デッドは最大限複数行と話をしつつ、エクイティファイナンスも動かす事に。

やはり一気に拡大するとなると我々のビジネスは初期投資が重たいため、キャッシュの確保は避けては通れない道です。

こちらはエクイティになりましたが、全部デットで行きたいとなれば、

・出店スピードを変更する

・初期投資の圧縮を目指す

・既存店の収益性を改善する

この辺りもエクイティ以上にスピード感を持って進める必要が出てきます。

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iii)採用・教育計画はどうするのか?

経営はマーケティング・マネジメント・ファイナンス。

仮にこの3つの掛け算だと定義します。

1店舗1億円の再現性が取れているという事はマーケティングの視点では進んでいますよね。

そしてファイナンスに関しては上記の通り。

展開スピードとファイナンスがしっかりと連動しているかが大切。

そしてやっぱり人!何より人!展開して失敗していくのは結局は人です。

人に依存しないモデルを作りたい。

そうは言いますし、それに近づけるモデルも作ります。しかしやっぱり人!

ここが弱ければ業態力が強くてもダメになっていく例も沢山見てきました。

だからこそ、やはり採用は大事。

つまり採用戦略も同列に動いているのか。

今までの既存店だと、

・人員補充的な採用

・新規出店が決まった時の採用

みたいなケースが多いですがそこからの脱却。

成長させる事を前提に通年での採用計画を用い、出店スピードに耐えうる形作りが大切です。

iv)既存店のまとめ

既存店での展開は割と読みやすい話です。

今回はそこに割愛しましたが、

・物流網をどうするか

・KPIチェック機能をどうするか

なども同時に進めていくと形は見えてきます。

展開して業態が陳腐化しない。

それが前提条件であり、それを達成できる体制にて上記のような取り組みが加速すればなと思います。

■新規の取り組み

既存業態での展開である程度見えるなら、他で新しいエンジンを作る必要も見えます。

その際、ーーー(『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』2026年2月2日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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image by: Shutterstock.com

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関西学院大学卒業後、新卒で船井総研に入社。当時史上最年少にてフード部のマネージャー職へ。その後事業承継と起業を行い、 京都にて外食・中食業態を複数経営しつつ、多くの企業をサポート。事業規模は年商2,000万~1兆円企業まで幅広いです。外食/フードデリバリーが専門領域なので、それについての情報を書いています。

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