この連盟は、神社本庁の関係団体である『神道政治連盟』(神政連)の理念に賛同する国会議員で構成され、1970年に結成された。
構成メンバーの多くが自民党の所属する保守派と呼ばれる方々である。
日本の保守派を代表する綿貫氏は地元からは圧倒的な支持を受け、当選を重ねた。
選挙期間中、私は何か聞き出すということはまったく出来ず、言われたことをただメモするだけ。
大学を卒業して2年目の記者にとって、存在感に圧倒され、何も聞けなかった苦みだけが残る。
綿貫氏を信奉する支持者の思いは地域に浸透し、何を課題として取材できるかが思い浮かばないから、政治家への取材の苦手意識が植え付けられた。
当時は自民党の要職を歴任しただけではなく、トナミ運輸の社長や県議会議員として県政界や経済を熟知する立場。
自民党が強い世にあっては、経済も地元も思想も、そしてその人柄も愛されて、すべて手に入れているような存在だった。
地元の人からも批判を口にする声は極めて小さかった。
しかし、その王国は地方議会の腐敗につながっていく。
これは富山のテレビ局チューリップテレビが制作したドキュメンタリー映画「はりぼて」に詳しい。
最近の選挙結果は保守にノーを突きつける結果が相次いでいる。
もう王国は存在しない。
綿貫氏は衆院議長着任中に、小泉純一郎首相が郵政民営化を進めると対立し、05年に政府の郵政民営化法案に反対し、国民新党を立ち上げ代表となった。
09年衆院選で落選、政界引退を表明し、16年に自民に復党した。
復党したことは保守派の政治家にとって収まりよく、よき晩年を過ごしていただけたら、などとその包容力に魅了された者として、ご冥福をお祈りさせていただきたい。
そして、これは古い政治の終わりでもあるのだろう。
ただ、保守系の政治家のよりどころとなっている、大事な考え方は引き継がれているようだから、安全な世にするために、引き継がれた考え方は私たちの国でどう位置付けられるべきなのか。
これは、まだまだ議論が必要である。
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