さて、筋肉に接種されたmRNAワクチンは筋肉細胞ばかりでなく、全身に回って、肝臓、脾臓、副腎、卵巣等、様々な組織の細胞に侵入する。これらの細胞の中でスパイクタンパク質を作り、細胞表面に提示する。もしこの人がすでにワクチンを打っていて抗体を持っていると、スパイクタンパク質を提示している細胞は感染細胞と看做されて攻撃される恐れがある。ワクチンの3回目以降の接種が危険であると私が考える理由である。これは実際に新型コロナウイルスに感染して抗体を獲得した人も同様である。いずれにせよ、抗体をすでに持っている人がmRNAワクチンを打つのは危険なのである。
次に抗体依存性増強(ADE)という現象について話したい。抗体はウイルスを見つけて次々に結合してウイルスを無力化して、細胞に入れないようにしたり、感染細胞の表面に結合してNK細胞(ナチュラルキラー細胞)を誘引して、感染細胞もろとも破壊したり、ウイルスを付着させたままマクロファージなどの食細胞に食べさせたりして、ウイルスを破壊する。
ところが、ワクチンによって作られた抗体が不完全であるとすると、ウイルスを付着させたまま、マクロファージに食べられたものの、破壊されないでかえって細胞内で増殖する場合がある。これがADEという現象である。厚労省の見解では、新型コロナワクチンはADEを引き起こさないということになっているが、シンガポールでは第3回目のワクチン接種の後、デルタ株の流行により、死亡者数が増加したのはADEではないかと言われているので、日本でもADEで亡くなった人が一定数いると思われる。
最後はスパイク病の話である。mRNAワクチンによって大量のスパイクタンパク質が作られると、このスパイクタンパク質は血管や心臓に付着して、そこに抗体が付着して炎症を起こす。炎症が進むと炎症を促進するサイトカインが過剰に分泌され、これが止まらなくなって(サイトカインストームと呼ぶ)重症化して死に至ることもある。スパイク病である。ワクチン接種後の心筋炎や心膜炎で死亡に至った事例は、20例以上報告されているが、厚労省は例によって、ほとんどは因果関係不明としているが、ワクチン接種後数日以内に心筋炎や心膜炎で亡くなれば、因果関係があると考えるのが普通だろう。
まあ、何しろ、新型コロナ関連の話は闇が多すぎて、陰謀論に加担したくなる人の気持ちもわからないではない。一番びっくりしたのは新型コロナウイルスが人工的に作られたというのが、本当らしいことだ。新型コロナウイルスはーーー(『池田清彦のやせ我慢日記』2026年08月28日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)
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