ドル円・ユーロ円は再び円高になるのか?人気コンサルが考察、日本の財政状況から考える為替の今後

 

これから先、日本は国債に対する金利の支払いがどんどん増えていきます。財務省の試算では、利払費は2026年度の13兆円から2029年度には21.6兆円まで増える見込みです。税収が80兆円程度しかないのに、そのうちの多くを金利で持っていかれたら社会保障なんてあっという間に回らなくなります。

結局、その金利を払うためにさらに赤字国債を増発するしかないという悪循環に陥るわけです。毎年多額の国債を発行し続ければ、当然その価値は下がり、誰も買ってくれなくなります。買い手がつかないから金利を上げざるを得ず、結果として円が売られていく。これが円安が止まらない構造的な理由です。

では、こうした状況下でどうやってご家族を守り、キャリアを築いていくべきか。奥様がヨーロッパご出身で、帰省費用の捻出にもお悩みとのことですが、今のまま「円で稼ぐ」ことに固執していると、正直かなり厳しい道のりになると思います。

わたしからのアドバイスとしては、視点を変えて「ドルやユーロなどの外貨で給料をもらう仕事」にシフトすることです。例えば、日本にいながら外資系企業に転職したり、ヨーロッパの企業の仕事をリモートで受けたりするのが合理的ではないでしょうか。奥様のバックグラウンドも大きな強みとして活かせるはず。円安が続く環境下では、外貨で稼ぎながら日本で生活することが最大の防御であり攻めにもなります。

もちろん、今後絶対に円高にならないとは言いきれません。アメリカで劇的な政治的混乱が起きてドルが暴落するといった外的要因があれば別です。あるいは日本国内で、財政規律派が完全に実権を握り、補助金を一切合切カットして、社会保障も国民に3~4割の自己負担を強いるような「身の丈に合った健全で痛みを伴う財政再建」を断行すれば、円の価値が持ち直すシナリオはあり得ます。

しかし、現実的に考えてそれがすぐに起きるとは考えにくいですよね。なので、ずっと続く円安トレンドを前提として見据え、ご自身の稼ぐ基盤を外貨ベースに切り替えていくのがご家族にとっても一番の解決策になるはずだと思います。

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