多目的トイレ不倫からそろそろ3か月。毎日のようにテレビに登場していたあの男の姿を全く見ることがなくなった。お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建だ。佐々木希という美しい妻がいながら、ゲスな不倫を繰り返した渡部は、ここぞとばかりに激しいバッシングを受けた。しかし、最近は少し雲行きが変わってきたという。共演者や番組スタッフの間で、渡部が突然いなくなったことが寂しくてたまらない、“渡部ロス”が始まっているのだ。
誰よりも渡部ロスを感じている有吉弘行
渡部ロスをはっきりと口にしたのは有吉弘行とマツコ・デラックス。29日にテレビ朝日系で放送された「マツコ&有吉かりそめ天国SP」の中で渡部に言及。ワイン選びをテーマにしたトークで、有吉は渡部が注文したワインをマネして選ぶと、渡部の名を口にして笑いを取った。
その後、「もう一回渡部いじりしたい」「また会いたいね」などとコメント。笑いを取りながらも、渡部ロスのトークを続けた。
「実は有吉、売れる前の駆け出しの頃、アンジャッシュと猿岩石でよく地方営業を行っていた仲。渡部の方が先輩で、有吉はよくしてもらったそうです。その後、有吉は「電波少年」で世界を回って一気にブレイクしますが、苦楽を共にした仲間として公私にわたり深く付き合っていたようです」と、バラエティ番組を手掛ける放送作家は語る。
また、前述のように、有吉はことあるごとにテレビやラジオで渡部いじりをするが、これにも理由があるという。
「渡部が世間から忘れられないようにするための有吉の優しさです。活動自粛が続くと、渡部の存在自体が過去の人になってしまう。そうならないために、有吉は渡部のことをネタにして、視聴者に思い出させているのです」(前出の放送作家)
毒舌が売りの有吉だが、渡部を笑いのネタにしながら、誰よりも渡部ロスを感じている。
兄貴と慕う、嵐・相葉雅紀も渡部ロス
渡部が築き上げた“芸能界グルメ王”の座。ゲス不倫騒動で空いたそのポジションは、3か月経った今でもなかなか埋まらない。さまざまな番組で求められるポジションだけに、番組スタッフも渡部ロスを嘆いている。
例えば、テレビ朝日系で放送されている「相葉マナブ」という番組。渡部が活動自粛に追い込まれてからは、バイきんぐ小峠やサバンナ高橋が代役を務めている。そつなくこなしてはいるものの、渡部のようなリアクション+グルメなツッコミはできない。
実は番組MCを務める嵐の相葉雅紀は渡部のことを兄貴として慕っていて、渡部の帰りを待っているという。どうやら国民的アイドルも渡部ロスになっているようだ。
また、渡部がメインMCを務めていたTBS系「王様のブランチ」もなかなか厳しい。残された佐藤栞里が1人MCとして奮闘するも、やはり何か物足りない。そもそも佐藤栞里はメインMCではなく、サブMCやアシスタントでその良さを発揮するタレント。オリエンタルラジオ・藤森など周りがサポートするが、番組にメリハリがない。
同番組は特にグルメ情報を紹介するコーナーが多いだけに、渡部の存在は他の番組と比較して大きかったといえるだろう。
生存競争が激しい芸能界。ポジションが空き、当初は心の中でほくそ笑む人間もいたはずだが、ふたを開けてみると、誰もグルメ王の後釜につくことができていない。やはり渡部の存在は現在のテレビ番組の中で大きかったようだ。