高市早苗が「大事なヤナちゃん!」応援でも選挙区で落選。“地元の嫌われ者”簗和生農水相が否定する「腹いせ予算カット」

km20261007
 

国会議員が持つ政治力と、国民の税金を原資とする自治体への予算配分。その両者を結びつけるかのような発言を現職閣僚が口にしていたことが発覚し、大きな問題となっています。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、対立候補を支援した自治体の道路予算を巡る簗和生農水相の発言と、実際の交付金額を詳細に検証。さらに簗氏の小選挙区での落選から農水相就任までの経緯を振り返りつつ、不祥事を抱えた閣僚を続投させる高市政権の対応を疑問視しています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:居座り続けるイヤナ大臣

高市早苗の腰巾着。居座り続けるイヤナ大臣

ナントカ還元水で自殺に追い込まれた松岡利勝氏、顔中に絆創膏を貼って辞任した赤城徳彦氏、就任した瞬間に違法献金が発覚してマッハで辞任した遠藤武彦氏、URワイロなど数々の疑惑で説明責任からトンヅラした上に仮病疑惑でも炎上した甘利明氏など、自民党政権にとって農林水産大臣のポストは以前から「鬼門」とされて来ました。

記憶に新しいところでは、昨年2025年の第2次石破内閣で農水大臣を任命された江藤拓氏です。昨年5月に開催された自民党佐賀県連の政治資金パーティーでのスピーチで「私はコメを買ったことがありません。支援者の皆さんがたくさんコメをくださるので、わが家の倉庫には売るほどコメがあります」などと述べたのです。この無神経すぎる大バカ発言に、コメ不足に苦しんでいた全国の一般消費者から批判が殺到し、江藤氏は辞任に追い込まれました。

そして、今年2月の高市早苗首相による解散総選挙で、自民党は316議席を獲得して圧勝しましたが、宮崎2区の江藤拓氏は、小選挙区で有権者から「NO!」を突き付けられて落選したのです。しかし、保険の比例でゾンビ復活してしまいました。この時、江藤拓氏と同じように地元の有権者からは「NO!」を突き付けられて落選したのに、保険の比例でゾンビ復活した自民党議員が他にもいました。それが栃木3区の簗和生(やな かずお)氏です。

そう、先月9月の内閣改造で、高市首相が文部科学大臣に任命した関芳弘氏と同じく「裏金議員」の1人です。ちなみに高市首相は「裏金議員」の入閣について「それぞれの議員が真摯に説明を尽くし、選挙で国民の皆様の審判を受けた」と述べました。でも、小選挙区で当選した関芳弘氏はともかくとして、小選挙区で落選して比例でゾンビ復活した簗和生氏が「国民の審判を受けて罪を許された議員」だと言えるのでしょうか?あたしは甚だ疑問です。

簗和生氏は、2012年12月の衆院選で初当選した、いわゆる「安倍チルドレン」です。しかし、これまでに性的少数者を批判する発言が問題視されたり、安倍派の裏金問題でも5年間で計1,746万円もの裏金と脱税が発覚し、党から役職停止6カ月の処分を受けています。こうした背景があったのですから、今年2月の衆院選で、地元の有権者から「NO!」を突き付けられて落選したのは当然の流れであり自業自得だと思います。

ちなみに、今年2月の衆院選では、応援に駆け付けた高市首相が「とにかく私の大事な簗ちゃん!私の知恵袋の簗ちゃん!いなかったら大変!本当に大変です!」などと恥も外聞もなく熱烈に応援しました。しかし、それでも小選挙区で落選したのですから、よほど地元では嫌われているのでしょう。

そんな簗和生氏の選挙区である栃木3区ですが、今年2月の衆院選では、大田原市の相馬憲一市長、那須烏山市の川俣純子市長、那珂川町の益子純恵町長らが、簗氏の対立候補の無所属、渡邊真太朗氏を支援しました。その結果、特に那須烏山市と那珂川町で苦戦した簗氏を破り、渡邊真太朗氏が小選挙区を制して初当選したのです。そして、比例でゾンビ復活して権力を維持できた簗氏は、渡邊氏を支援した首長らへの逆恨みが爆発したのです。

この記事の著者・きっこさんのメルマガ

初月無料で読む

print
いま読まれてます

  • 高市早苗が「大事なヤナちゃん!」応援でも選挙区で落選。“地元の嫌われ者”簗和生農水相が否定する「腹いせ予算カット」
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け