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日経平均584円安は下げ相場の始まりか。75日線をわずかに越えて止まった意味=橋本明男

きょうの日経平均株価は反落、前日比584円安の2万9,100円となりました。午後18時45分現在、日経先物はすでに2万9,000円割れとなっています。下げ相場の始まりか、はたまた押し目買いの好機か。重要なところに差し掛かってまいりました。(『相場コラム『わしの罫線』』橋本明男)

きょうの日経平均株価は反落、前日比584円安の2万9,100円

「始まったか」という下げ

始まったかという下げとなりました今日の東京市場。

日経平均は、584円安の2万9,100円。
トピックスは、30.31ポイント安の1,926.25ポイント。
出来高は、概算10億9,000万株

で終わりました。

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

とりあえず、日経平均は75日線なるところで止まった印象です。

75日線でストップ。ここが底入れとなる?

私にはこの75日線というものが何の意味を成すものなのかまったく理解ができませんが、昨年3月の底入れの後、この75日線を始めて抜けたのが5月20日の2万595円。その後、この75日線にタッチするか切れたところが底入れとなって、新たな上昇に入ってきた過去があります。ですので、この日が底値ということで、買い戻しや新規の買いも入ったのだと思われます。

さて、今回も同じように底入れとなるのか?

それともここが本当の下げ相場の始まりなのか、重要なところに差し掛かってまいりました。

ニューヨークダウがまだ異常な強さを見せておりますが、今日の東京市場のこの動きがどう影響を与えますか、今晩のニューヨークも注目されます。

Next: 押し目買いか、それとも戻り売りか



明日、続落するなら400円以上も

明日、続落するとなるならば400円以上もアリ。

戻るとするならば、2〜3日かけて今日空けた窓、2万9,530円もアリでしょう。

押し目買いなのか、それとも戻り売りなのか、皆様はどう判断されますでしょうか。

私の予測は不変。

では御健闘を祈ります。

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image by:Viktoriia Hnatiuk / Shutterstock.com

相場コラム『わしの罫線』』(2020年11月5日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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チャーチスト歴35年!【橋本罫線考案者】テクニカルのプロである橋本明男が毎日綴る相場コラム。日々の株式市場の動向から、短期的・中期的な相場の行方を予測。また、東証1部の銘柄を中心に、今が狙い目の個別銘柄の情報も掲載しています。

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