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日経86円安も引け味よし。二番底をつけた東京市場は買いの一手(4/26)=橋本明男

明日、明後日と日銀の政策決定会合が行われます。それを前にひとまず売っておこうの動きが強まり日経平均は続落となりましたが、日銀の発表など待っている必要はないと私は考えます。(『相場コラム『わしの罫線』』橋本明男)

日経平均株価終値は86円安の17353.28円と続落(4/26)

「大局観」

明日、明後日と日銀の政策決定会合が行われます。それを前にひとまず売っておこうの動きが強まり、日経平均は続落となりました。大引けは86円安の17353円。トピックスは10.14ポイント安の1391.69ポイント。出来高は概算22億2千万株で終わっております。

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株式相場において、一番大切なのは大局観だと私は考えます。今後東京市場はどの様に動いて行くのか、これを予測し、的中させる事が出来れば大きな富を手に入れる事が出来ます。

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

最近はデイトレがはやりとなっており、デイトレをやる人にとってはこの大局観というものは全く必要ないのだとか。私には信じられない事ですが、とにかく相場は一日してならずです。明日、明後日の日銀の政策決定会合も、発表されるものがどんなものであれ、今年残り8か月の相場の中においては、一つのキッカケに過ぎません。

Next: 勝負どころはまず明日。早晩、本格的な上昇相場へ



日銀発表など待つ必要なし 早晩、本格的な上昇相場へ

2月12日に大底を入れ4月8日に二番底を確定させてきたこの東京市場は今後、本格的な上昇相場に突入すると私の相場観測法は考えます。もちろん、途中であってはならない下げをして波動が壊れてしまえば、残された道は大暴落しかありませんが、今のチャートからは暴落せよという方が無理でしょう。

2月以降、今日までの相場を作り上げてきた主役は、日銀の政策決定会合の結果は重視していない様に思います。なぜなら、何かをやることはもう知っているのでしょう。

従いまして、勝負どころはまず明日です。今日でも引け味が非常に強いと思います。出来れば明日はもう一本下げて欲しい所ですが、下げて日経平均17000トビ台と思われます。

それが無いとすれば、今日で下げどまりの可能性があります。難しいことは考えない。日銀の発表など待っている必要はないと私は考えます。まず明日は、半分買っておく。サプライズが無くて下げて来たなら来週、月曜、第二波の買いを入れる。それで良しというのが今日の私の出した結論です。では御健闘を祈ります。

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相場コラム『わしの罫線』』(2016年4月26日号)より一部抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による

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チャーチスト歴35年!【橋本罫線考案者】テクニカルのプロである橋本明男が毎日綴る相場コラム。日々の株式市場の動向から、短期的・中期的な相場の行方を予測。また、東証1部の銘柄を中心に、今が狙い目の個別銘柄の情報も掲載しています。

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