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NY株式:NYダウ519ドル高、FOMCはほぼ想定内

米国株式市場は続伸。ダウ平均は518.76ドル高の34063.10ドル、ナスダックは487.93ポイント高の13436.55で取引を終了した。ロシアとウクライナの停戦交渉に進展があったとの報道を好感し、寄り付き後、上昇。連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り0.25%の利上げを決定し、ブラード・セントルイス連銀総裁が0.5%の利上げを主張したほか、スタッフ予測で、本年平均7回の利上げ予想が明らかになると、積極的な引き締めによる景気後退懸念や政策の間違いを警戒した売りが加速し、ダウは一時下落に転じた。その後会見で、パウエル議長が政策の柔軟性や経済の強さを強調し、景気後退のリスクが特に高まっていないと言及すると、買いが再燃しダウはプラス圏を回復。引けにかけて上昇幅を拡大した。セクタ—別では半導体・同製造装置、自動車・自動車部品が上昇した一方で、エネルギーが下落。

コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)は、最高経営責任者(CEO)のジョンソン氏が退任を発表、創業者のシュルツ氏が暫定CEOとして引き継ぐことが明らかになり、買われた。百貨店のコールズ(KSS)は投資会社の数社が同社買収を検討していることが明らかになり、上昇。音楽配信のスポティファイ(SPOT)はサッカーのスペイン1部リーグのバルセロナとのスポンサー契約を発表し、上昇した。また、半導体のエヌビディア(NVDA)やマイクロン・テクノロジ(MU)はアナリストの投資判断引上げで上昇。一方で、サイバーセキュリティーソフト会社のノートンライフロック(NLOK)は同業のアバスト買収を巡り、英国の独占禁止法規制当局が調査を開始したことが嫌気され、下落した。

台所用品の小売り販売、ウィリアムズソノマ(WSM)は、取引終了後に決算を発表。内容が予想を上回ったほか、増配を発表し、時間外取引で上昇している。

Horiko Capital Management LLC

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