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日経平均は3日ぶり大幅反発、連日の急落に伴う値ごろ感から買い戻し

日経平均は3日ぶり大幅反発。前日の米株式市場は奴隷解放記念日(ジューンティーンス)の振替休日で休場。一方、欧州市場ではイギリスFTSE100やドイツDAXなどが上昇し全般堅調。前日の欧州株高を受けて日経平均は299.70円高と26000円を回復してスタート。1ドル=135円台に再び乗せた為替の円安進行に加えて、時間外取引の米株価指数先物が全般大きく上昇しているなか、連日の急落に伴う値ごろ感からの買い戻しが続いた。香港ハンセン指数の大幅高が更なる支援要因となるなか、午後も買い戻しが続き、取引終盤には26418.84円(647.62円高)まで上昇する場面もあったが、引けにかけてはやや失速した。

 大引けの日経平均は前日比475.09円高の26246.31円となった。東証プライム市場の売買高は11億1340万株、売買代金は2兆6190億円だった。セクターでは鉱業、空運、不動産を筆頭に東証33業種すべてが上昇となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の94%、対して値下がり銘柄は5%となった。

 個別では、東エレクやソフトバンクG、ソニーGのハイテク株のほか、三菱重工やINPEX、郵船、クボタなどの市況関連株に買い戻しが入った。三菱UFJや東京海上HDの金融株も大幅高。エムスリー、サイバーAG、SHIFTといったグロ−ス(成長)株も全般大きく上昇。ダイフクはレーティング格上げが寄与。

 東証プライム市場値上がり率上位には、洋上風力発電に関する一部での特集記事が材料視され、レノバやイーレックスなど再生可能エネルギー関連がランクイン。ほか、SREHD、インソース、ギフティなどの中小型グロース株も散見され、個人投資家人気の高いダブル・スコープもランクイン。三井松島HDはドイツ政府の石炭火力発電への回帰が手掛かりとされたようだ。一方、KDDI、山パン、しまむらなどのディフェンシブ系が軟調だった。

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