13日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり50銘柄、値下がり169銘柄、変わらず6銘柄となった。
日経平均は4日続落。136.58円安の26260.25円(出来高概算5億1170万株)で前場の取引を終えている。
12日の米株式市場でダウ平均は28.34ドル安(−0.09%)と小反落。9月卸売物価指数(PPI)が予想を上回ったことで売りが先行も、債券相場が値ごろ感から反発して長期金利が低下に転じると安心感から買い戻しが強まり前日比プラス圏で推移する時間帯も見られた。ただ、9月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨がタカ派な内容だったことや、9月消費者物価指数(CPI)の発表を控えた警戒感もあり、引けにかけて主要株価指数は再び下落した。ナスダック総合指数は−0.08%と6日続落。
方向感に欠ける動きだった米株式市場の動きを受けて日経平均は1.46円高と前日終値とほぼ同水準からスタート。その後、米CPIを前にした様子見ムードから積極的な売買が手控えられるなか、早々にマイナス圏に転じると、ダウ平均先物が上げ幅を縮めるのに伴い、前引けにかけて下げ幅を広げる展開となった。
個別では、JAL、ANA、JR東海、JR西、OLC、エイチ・アイ・エス、高島屋などのリオープン・インバウンド関連が軒並み下落。ソニーG、HOYA、ダイキン、SMCの値がさ株、三菱重、IHI、ダイフクの機械株、東京電力HD、東北電力などの電気・ガス関連なども総じて軟調。決算発表銘柄ではパルグループHD、ヒトコムHD、チヨダが急落し、ビックカメラも大幅安。
一方、東エレク、アドバンテ、ディスコなどの半導体関連が反発。三菱自、スズキの自動車関連、7&I−HD、資生堂などディフェンシブ系の一角も堅調。決算が好感されたトレジャー・ファクトリー、ウイングアーク1st、コシダカHD、久光製薬は急伸となった。
セクターでは空運、サービス、電気・ガスが下落率上位となった一方、鉱業、水産・農林、ゴム製品が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の77%、対して値上がり銘柄は21%となっている。
値下がり寄与トップはダイキンとなり1銘柄で日経平均を約21円押し下げた。同2位はリクルートHDとなり、KDDI、エムスリー、ファナック、日本電産、第一三共などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約25円押し上げた。同2位はアドバンテとなり、エーザイ、7&iHD、京セラ、信越化、スズキなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 26260.25(-136.58)
値上がり銘柄数 50(寄与度+57.12)
値下がり銘柄数 169(寄与度-193.70)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 35830 740 +25.34
アドバンテス 6890 110 +7.53
エーザイ 7929 87 +2.98
7&iHD 5513 70 +2.40
京セラ 7297 29 +1.99
信越化 14855 55 +1.88
スズキ 4603 48 +1.64
資生堂 5190 40 +1.37
ホンダ 3215 20 +1.37
任天堂 6061 36 +1.23
ヤマハ発 2876 35 +1.20
スクリーンHD 7750 150 +1.03
大塚HD 4623 27 +0.92
SUBARU 2238.5 20 +0.68
しずおかFG 911 16 +0.55
ニコン 1320 15 +0.51
住友ファーマ 1025 12 +0.41
住友鉱 4147 21 +0.36
アマダ 1029 10 +0.34
ブリヂス 4869 9 +0.31
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ダイキン工 21900 -635 -21.74
リクルートHD 4202 -113 -11.61
KDDI 4188 -46 -9.45
エムスリー 4037 -80 -6.57
ファナック 20060 -160 -5.48
日本電産 7524 -191 -5.23
第一三共 4181 -50 -5.14
HOYA 13820 -280 -4.79
塩野義薬 6802 -134 -4.59
ソフトバンクG 5478 -22 -4.52
ファーストリテ 78450 -130 -4.45
NTTデータ 1910 -26 -4.45
オムロン 6733 -128 -4.38
バンナムHD 9546 -128 -4.38
ネクソン 2513 -59 -4.04
アサヒ 4218 -117 -4.01
SMC 58400 -1100 -3.77
テルモ 4183 -26 -3.56
ソニーG 9254 -94 -3.22
日産化 6710 -80 -2.74