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タマホーム、モデルハウスの不備施工を指摘したSNS投稿に個人情報“目的外利用”の自宅訪問で削除要請?大炎上となるも株価はなぜかビクともせず

住宅メーカー「タマホーム」の展示場を訪れた客が、モデルハウスの不備施工写真をSNS上に投稿したところ、タマホーム側が「投稿を消して欲しい」と、電話にくわえ急な自宅訪問などで迫っていたことが分かり、大きな反響を呼んでいるようだ。

渦中の人物の投稿によれば、不備施工は階段部分にむき出しの状態になっているタッピングビスがあったということ。

タマホーム側は当初、投稿内容を偽りと決めつけたのか「該当のビスは確認されなかったので投稿を消して欲しい」と要求していたのが、その後「ビスを確認できたが、ポストは消して欲しい」と説明内容が変わったという。

その後、投稿の削除を行わなかったところ、その当日にタマホームと名乗る男が自宅に訪問。住所をどうやって知ったかを問うと、モデルハウス見学時に書いたアンケートの住所を見て訪問したと答えたとのことで、名前も名乗らず一向に帰らない男に業を煮やし、ビスの写真の投稿を消去したのだという。

購入予定はないのに2万円相当の特典目当てに来場?

住宅展示場で高確率でお願いされるアンケートだが、住所や電話番号といった個人情報をまともに書くと、日を置かず営業マンがやってきて鬱陶しいことになりそう……と尻込みしてしまう経験は誰にでもあるもの。

だが、今回はそんな個人情報を営業目的ではなく、住宅メーカー側の“不適切な事実”を隠蔽するために活用、いわば目的外利用されることになった格好だ。

タマホーム側の強引かつなりふり構わぬといった振舞いに、批判する反応が多くあがっている今回の件なのだが、そのいっぽうで今回の投稿を行った人物も、どうやらすでに別の住宅メーカーで家を建てており、タマホームで家を建てる気など全くないにも関わらず、来場者キャンペーンのプリペイドカードや景品が目当てで来場していた模様。

たとえ1件でも契約に結びつけば、それだけでも数百万・数千万の売上・利益となる住宅だけに、日々ソコソコ高価なものをバラまいている印象があるモデルハウスの来場者キャンペーンなのだが、現に今回のタマホームのモデルハウスでは、2万円相当の特典を進呈するという太っ腹ぶりだったようである。

そもそも不備施工の件も、現地で社員なりに指摘すればそれで済んだ話だったのに、わざわざSNS上に投稿している点に対しては、承認欲求を満たしたかったのか……といった声もあがっており、結局のところ“どっちもどっちでは?”といった感想が大勢を占める展開となっているようだ。

社長の舌禍事件など炎上事案が多いタマホーム

このところは、“マツケンサンバ”スタイルの松平健さんが出演するCMを注目を集めるなど、積極的な宣伝活動により知名度が圧倒的なタマホーム。

しかしその反面で、最近だと2023年4月頃に女性新入社員に対する凄惨なパワハラが、SNS上の暴露系インフルエンサーによって告発され、タマホーム側がそれを否定するといった騒動が起きるなど、炎上事案が定期的に発生する印象も。その最たる例といえば、2021年に起こった同社社長による“舌禍”事件

コロナ禍の真っ只中に行われた同社のオンライン会議にて、社長が「ワクチンを接種したら5年後に死ぬ」、「5Gがコロナ感染を引き寄せる」などと発言したことを、週刊文春が報じたところ、これが大きな反響を呼ぶことになった。

タマホーム側は多分に漏れず報道を否定するも、炎上は収まらずに、ついには同社の株価にまで影響。一説ではその一連の炎上で、時価総額120億円近くもの暴落となってしまった。

それだけに今回の炎上の件に関しても、株価への影響が大いに懸念されるとの見方もあったのだが、週明け29日の値動きは前日比+25円 (0.62%)とまったくの無風状態。もしも下げるようなら狙ってみたい……と考えていた向きを、大いに肩透かしさせる結果となったのだ。

今回の件では、タマホームの強引な対応にも“悪手”が目立つ格好となったものの、炎上のきっかけを作った投稿者側も大概……という見方も広がり、タマホーム側が一方的にネガティブなイメージを負う展開にならなかったこと、またそれとともに、炎上沙汰を以前から度々起こしてきたなかで、もはやこの程度の騒動ではインパクトに欠ける……といったところも、株価がビクともしなかった要因だと言えそうである。

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