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原付二種で疾走する「ガテン系兄ちゃん」が教えてくれた不動産投資のヒント=姫野秀喜

私は最近、いわゆる外回りをするようになったので、平日の昼や夕方に、どういった人たちが外でどういう仕事をしているのかというのを見るようになりました。特に圧倒的に目に入るのは、幹線道路を疾走する「とび職」の方の原付スクーターです。(『1億円大家さん姫ちゃん☆不動産ノウハウ』姫野秀喜)

プロフィール:姫野秀喜(ひめの ひでき)
姫屋不動産コンサルティング(株)代表。1978年生まれ、福岡市出身。九州大学経済学部卒。アクセンチュア(株)で売上3,000億円超え企業の会計・経営計画策定などコンサルティングに従事。合間の不動産投資で資産1億円を達成し独立。年間100件以上行う現地調査の情報と高い問題解決力で、顧客ごとに戦略策定から実行までを一貫してサポートしている。

不動産投資は想像力。駅から遠い「ダメ物件」が蘇るかもしれない話

建設現場で働く人の生活

世の中にはたくさんの仕事がありますが、大きく分けると2つに分類できます。その2つとは、屋外の仕事と屋内の仕事です。仕事によって屋内と屋外の比率が変ってきますが、いわゆる事務系の会社員は屋内にいる時間が圧倒的に多いでしょう。

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かくいう私も以前はデスクワークで一日中室内にいました。しかし、最近はいわゆる外回りをするようになったので、平日の昼や夕方に、どういった人たちが外でどういう仕事をしているのかというのを見るようになりました。

特に圧倒的に目に入るのは、幹線道路を疾走する「とび職」の方の原付スクーターです。ここでいう「とび職」というのは、本当の「鳶」の職人さんというよりも、建設現場で働いている方という意味です。

なぜわかるかというと、非常に目立つダボダボのズボン「ニッカポッカ(ニッカーボッカーズ)」をはためかせてスクーターに乗っているからです。5~6時台にバイクに乗っているとたくさん目にします。たまにカスタムしている人に信号待ちで話しかけたりするのですが、だいたい現場の帰りと言われます。

彼らは個人事業主として現場請負をしている人も多いらしく、現場までの交通費や移動時間を減らすために原付スクーターを使います。また、現場は定期的に変わるので、最寄り駅の路線を固定することが難しいという事情もあります。

そういう彼らにとって原付スクーター(二種が圧倒的に人気)は大切な足です。※二種とはナンバープレートが黄色やピンク色の原付です。

Next: みんなが駅近物件に住みたいとは限らない。とび職が望む家とは



「どんな人が住んでくれそうか」を考えた不動産投資

都内には多種多様な人が住んでいます。不動産物件も多種多様です。

もちろん一般的に言うと「駅に近い」物件の方が良いです。でも、原付スクーターが必須の職業に就いている人にとっては、駅までの距離よりも原付スクーターが無料で置けることの方が何倍も大事になります。

不動産投資で入居者のことを想定するとき、自分と仕事や生活スタイルが同じ人を想像しがちですが、みんながみんな駅が必須だというわけでもないのです。それは、日本の10分の1の人口を抱えている東京だからこその多様性かもしれません。

「どういう人たちが住んでくれそうか」ということを考えながらその物件を見てみると、駅から遠いなどの欠点も、別の見え方ができるようになると思います。

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1億円大家さん姫ちゃん☆不動産ノウハウ』(2016年7月13日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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