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中国の尖閣諸島侵入を日本が絶対に許してはならない当然の理由=落合陽平

漁船と言ってますが、実際には中国共産党に操られた民兵であるということを忘れてはいけません。彼らは、本気で尖閣諸島を取りにきているのです。(『落合王子のマネーアカデミー』落合陽平)

漁船=実際には中国共産党に操られた民兵

中国は本気で尖閣諸島を取りにきている

前回のコラムで、南シナ海問題での中国の主張が、国際仲裁裁判所によって完全に論破されたことを書きましたが、これで開き直ったのか知りませんが、今度は尖閣諸島に、なんと230隻!もの漁船を送り込んできました。

【関連】近づく日中開戦。尖閣海域の中国船240隻に日本が「勝つ」方法とは?=北野幸伯

外務省は6日午前、沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域に中国海警局の公船6隻が侵入したと発表した。その周辺で中国漁船約230隻も確認した。

接続水域への侵入が確認されたのは午前8時過ぎ。外務省の金杉憲治アジア大洋州局長が東京の中国大使館の公使に対し、公船を接続水域から出し、領海に侵入しないよう要求。「現場の緊張をさらに高める一方的な情勢のエスカレーションで、決して受け入れられない」と強く抗議した。北京でも日本大使館が中国外務省に抗議を申し入れた。

5日には、尖閣周辺の領海に中国漁船に伴う形で中国海警局の公船が侵入。海上保安庁によると、公船2隻が5日午後0時15分から同3時45分までに計3回、領海に侵入した。

出典:<尖閣>周辺に中国船230隻…接続水域侵入、政府が抗議 – 毎日新聞

はっきり言って頭がおかしいですが、これを受けて日本政府(外務省)は強く抗議をしています。

以下、外務省HPより

1
本6日午前8時5分頃、我が国尖閣諸島周辺の接続水域において中国海警船舶6隻(そのうち外観上武器を搭載している船舶は3隻)及びその周辺に中国漁船約230隻を確認しました。

2
これを受け、同日午前11時45分頃、アジア大洋州局長が在京中国大使館公使に対し、当該公船が直ちに接続水域から立ち去ること及び我が国領海に決して入らないことを強く求めるとともに、公船による尖閣諸島周辺での活動は現場の緊張を更に高める一方的な情勢のエスカレーションであり、我が国としてかかる状況は決して受け入れられない旨強く抗議しました。

尖閣周辺での中国船の侵入は常習化、常態化していて、いつ“勃発”してもおかしくない状況であるということを、日本の報道機関はもっと報じるべきだと思います。

ちなみに、漁船と言ってますが、実際には中国共産党に操られた民兵であるということも忘れてはいけません。彼らは、本気で尖閣諸島を取りにきているのです。

中国が尖閣諸島を「自分のものだ!」と主張し始めたのは、1971年からです。1968年に、尖閣諸島周辺海域に石油資源が埋蔵されている可能性が指摘され、この埋蔵量がおよそ1000億バレルに上ることがわかり、突然「うちのものだ!」と迫ってきたのです。

それまでは?というと、中国は尖閣諸島を日本のものだと認めています。

Next: 明らかに尖閣は日本領土であり議論の余地はない!これだけの証拠



1920年の中華民国からの感謝状

日本人が、海難事故にあった中国人を助け看病したことに対する、中華民国政府からの正式な感謝状が、資料として残っています。この感謝状には、「日本帝国沖縄県八重山郡尖閣列島」と書かれています。

「尖閣」とは日本の名称であり、日本帝国沖縄県と記載があり、日本のものだという認識はあったことが確認できます。

中国の紅衛兵向けの地図

中国が自国の紅衛兵向けに作成した地図(1966年刊行)には、中国の国境の外に、尖閣諸島は位置しています。

このほか、当時の中国共産党の機関紙や地図にも、尖閣は日本の領土として扱われています。

ここまではっきりしているにも関わらず、彼らは勝手に自分のものだ!といい、勝手に侵入してきているのです(軍艦まで来ています)。

これを日本国民として許していいのでしょうか。絶対にダメです。日本人がもっともっと声をあげて抗議をするべきです。日本は民主主義国。民意が政府を、国を動かすということを忘れてはいけません。

【関連】なぜバフェットとソロスの結論は「米国は中国に勝つ」で一致するのか=東条雅彦

落合王子のマネーアカデミー』(2016年8月1日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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