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FRBの「9月スキャンダル」でビットコインさらに上昇?最新未来予測=高島康司

価格上昇が止まらないビットコインについて、「9月6日前後から年末にかけて上昇のよいチャンス」との最新予測が出た。その俄には信じがたい中身を紹介する。(『未来を見る!ヤスの備忘録連動メルマガ』高島康司)

※本記事は、未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ 2017年8月18日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

9月6日前後に無視できない何かが起こる? ビットコイン最新予測

現況と過去の予測

今回はビットコインの9月相場予測の概況を紹介するが、その前に過去の予測を確認し、現在の状況を見ておきたい。

ビットコインの上昇が止まらない。1週間前の8月10日には36万円台であったが、4日後の8月14日には49万円台となり、50万円を伺う水準まで急騰した。ハードフォークによる分岐の影響で相場が変動する可能性もあっただけに、これは予想外の展開になっている。現在は少し下げ、47万円台になっている。

ところで、元マイクロソフトのコンサルタントだったクリフ・ハイが開発したコンピュータによる未来予測プログラム「ウェブボット」は、7月のレポートで次のように予想していた。

7月23日の週から乱高下の変動期に入るが、ボトルネックとなっている障害が解決されるので、8月にはビットコインは最高値の4800ドル(52万8000円)まで上昇する。そして、同じ時期には新しい仮想通貨がどんどん発行されると同時に、仮想通貨の分野に関連したニュービジネスの起業ラッシュが起こり、楽観的なムードになる。

この予想は、著者のメルマガ第441回で紹介したウェブボットの7月レポートにあった内容である。筆者もこのレポートを見た当時は、いくらなんでも52万8000円まで上昇することはないのではないかと考えていた。しかし、短期間に49万円台半ばにまで一気に上昇したのであれば、8月中に52万8000円に近い水準に高騰したとしても不思議ではない。実際にどうなるかは分からないが、少なくともウェブボットは、ビットコイン上昇のトレンドだけはしっかりととらえていた。

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クリフ・ハイによる7月16日の追加情報

一方、ウェブボットの主宰者であるクリフ・ハイは、7月16日にこの予測を一部訂正するかのような内容をYouTubeのビデオで配信した。

仮想通貨の価格が暴落しているが、騒いではならない。これは予測されていたことだ。23日の週にはおそらくヴェリタシアム(VERI)ではないかと思うが、大きな発表がある。

またウェブボットのデータでは、ビットコインは8月24日まで乱高下を繰り返すとある。それは、歯の歯肉線のように、激しい変動の動きとなるはずだ。しかし8月24日前後にビットコインは高騰する。データではそのときの価格は2888ドル(約32万円)となり、それからはこれがベース価格となり、一気に高騰する。

一見するとこれは、先の上昇予測の訂正であるかのようにも見える。しかし、内容を詳しく検討すると、決してそうでもないことが分かる。ビットコインの相場は「歯肉線ように激しく変動するが、8月24日には約32万円となり、これをベース価格にしながらさらに上昇する」とある。

「歯肉線のような変動」とは、激しい相場の乱高下の描写である。とすると、これからビットコインの相場は極端に下げるのかもしれない。著者の前回メルマガでは、次のような8月の予想を紹介した。

ある情報の発表により、仮想通貨は大きく下げに転じる可能性がある。この情報はさほど重要ではないことが後に分かるが、一時的なインパクトは大きい。どうもこの情報は、政府の規制に関係しているようだ。

もしこの予想が的中するなら、24日前後には32万円台に戻し、そこから改めて勢いよく上昇するのかも知れない。もしかしたら20万円台まで下がる可能性だってある。だとしたら、買うよいチャンスになるだろう。どうなるだろうか?この情報は参考程度にしてほしい。投資はあくまでも自己責任で。

Next: 9月のビットコイン相場は「FRBの大きなスキャンダル」を経て急騰する?



9月の相場予想

それでは最新レポートの内容を一部紹介する。今回のレポートには9月相場の概況のようなものが掲載されている。主要な部分だけを簡単に要約した。以下である。

9月になるとFRB(連銀)の大きなスキャンダルが明らかになる。このスキャンダルは、FRBのみならず他の政府機関にも飛び火する。8月から9月に起こることは、2018年に本格化するアメリカの政治変動の先駆けとなる事態である。このスキャンダルの影響は、9月9日に始まり12月の第一週まで続く

その影響は小さくない。これは大きな政治的問題を引き起こす。これが背景となり、あらゆる相場が下落する。これは9月6日前後から始まる可能性が高い。

だがこれは、仮想通貨の相場にとっては上昇のよいチャンスとなる。機能しにくくなっている現在の中央集権的な金融システムから、仮想通貨の市場に資産が逃避するのである。このトレンドは、9月に始まり2018年まで続く。

この過程で、ルネサンスの到来を告げる新しい組織が数多く誕生する。これは企業ではない。緩い関係で人々が結び付いたグローバルな協力関係のネットワークだ。そして、そうした組織によって、仮想通貨経済のインフラ建設が進行する。

以上である。これを見ると9月には大きなスキャンダルがアメリカで発生し、相場が変動するようだ。また、「仮想通貨経済のインフラ建設が進行する」ということは、これに携わるベンチャーのICOが盛んに行われるのかもしれない。いずれにせよ、どうなるか要注意だ。

2020年には

さらにこのレポートには、「2020年には」と題した短い文章がある。次がその要約だ。

2018年から2020年にかけての時期は、中央集権的なシステムが崩壊し、ピアツーピアの脱集権的なシステムに置き換わる革命期となる。これで既存の金融システムの崩壊は避けられなくなる。これは「悲劇的なコメディー」、ないしは「コメディー的な悲劇」となる。新しいシステムに置き換わるとき、これはどうしても避けられないことだ。

さらにこの動きは、政治を含め中央集権的なあらゆるシステムに及ぶ。そして2020年代の10年間には、ピアツーピアのシステムは、それが一気に拡大する臨界点の人口の10%に普及する。

以上である。かなり楽観的な予測だが、いま我々はこの方向に向かっているのは確実なようだ。
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※本記事は、未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ 2017年8月18日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。本記事で割愛された全文(「トランプ暗殺予告」など)もすぐ読めます。また、ビットコインや暗号通貨相場の様々な予測も定期的に紹介しています。

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未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ(2017年8月18日号)より一部抜粋・再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による

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