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海外FX口座のXMで「BTC/USD取引」を開始して感じたこと考えたこと=今市太郎

海外FX口座の「XM」を使ってBTC/USDの取引を始めてみました。約3倍のレバレッジをかけられるほか、証拠金以上の損害は請求されない「ゼロカット方式」が魅力です。(『今市太郎の戦略的FX投資』今市太郎)

※本記事は有料メルマガ『今市太郎の戦略的FX投資』2017年9月22日号の抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバックナンバー含め初月分無料のお試し購読をどうぞ。

実はビットコインに向いている海外FX口座「XM」を使った取引

BTC/USDの取引をスタート

今回はちょっとFXから外れたネタをお送りしたいと思います。それはXMという海外のFX口座を利用して、BTC/USDの取引を始めてみたというお話です。

BTCとはビットコインのことで、取引所に振り込みをして直接買うこともできますが、海外のFX業者はCFDと同様にレバレッジをかけて売買できるのが魅力です。

ビットコインは、平時の値動きはそれほど違和感がないものの、何かがあるととてつもなく下落を始めます。ですので、証拠金以上の損害が出てもそれ以上は請求されない海外の業者の「ゼロカット方式」は、実はビットコイン取引にはかなり向いているといえます。

レバレッジは「3倍」程度

XMが提供しているBTC/USDは、「ロット数 × コントラクトサイズ × オープン価格 × 証拠金率」です。つまり、ほぼ33%が必要証拠金となりますので、3倍のレバレッジがかかっていると考えればいい状況です。

足元では、1単位は14万3000円前後で推移しているということになります(※編注:本稿執筆2017年9月22日時点)。

もちろん、0.1という単位でも取引ができますから、10分の1のコストで売買も可能です。ただし、海外FX口座を使った取引では、USDとの対比取引になります。ですので、ドル円の動きも日本円ベースで考えるとかなりの影響を及ぼしますので、慣れるまでは注意が必要になります。

何が材料で動いているのか、さっぱりわからない

まだ始めて間もない状況なので詳細を語ることはできませんが、日常的にはかなり上下をしており、それが何に起因しているのかは正直よくわからないのが実情です。

ビットコイン相場は、先般のJPモルガン、ジェイミー・ダイモン氏の発言のように、要人発言のインパクトが異常に大きくなっています。さらに、現実的にどこまで影響があるのかよくわからない中国人民銀行のICO禁止取引所閉鎖の話などでも、これまた異常にぶれるなど、とてもやりにくい状況になっていると言えます。

中国人参加者は全体の10分の1程度というのに、ひとたび報道が出るとパニック的に売りが出るのも、この相場の特徴です。本当にクリティカルな売り状況になったとき、流動性が確保できるのかどうかは大きく注目されます。

Next: 市場参加者のほとんどが「買い」で参入?/NYダウ月足との関係性



市場参加者のほとんどが「買い」で参入?

日常的に上下しているわけですから、売りから参入している向きもいると思います。しかしどうも見ていますと、上昇期待の買いがほとんどの状況で、スワップ狙いのトルコリラ円に似たような雰囲気が漂っていることがわかります。

これが一斉売りになったとき、どのぐらいスプレッドが開くのか、果たして売りが決済できるのか興味津々です。ですが、まだそこまで危機的な状況には遭遇していませんので、これからレポートしたいと思います。

BTC/USDのチャート形状、NYダウ月足に酷似

このBTC/USDの今年4月からの日足のチャート形状は、驚くほどNYダウの月足の形状に似ており、投機筋の間ではBTC自体よりも、そのことが話題になってきているようです。

NYダウ 月足(SBI証券提供)

つまり過剰流動性のなせる業であるBTCのチャートがNYダウと似ているということは、やがてNYダウにも同じような下落が訪れるのではないかという疑心暗鬼につながっているわけです。

これまでのところ、市場に特別なことが起こらない限りボリンジャーバンドを利用してFXと同じようにエントリーすれば、デイトレでも利益を出すことができます。

しかし、正直なところ何に影響をうけて動いているのかがまったく把握できないため、どこから入ってもギャンブル的な要素がかなり強くなっています。本当に倍になるのを狙うのであれば、暴落直後に買いを入れるといった方法でも行わないと、なかなか安心してポジションをキープできないのが正直なところです。

【関連】金融業界に身を置く私が、今この時期にビットコイン取引を再開したワケ=持田太市

この件は今後も追加レポートを行っていきますが、XMのMT5のデモ口座を利用すれば、どなたでも資金を投入しないトレード体験できます。ご興味がある方は、一度無料口座を開設してみてはいかがでしょうか?さすがに、いきなり資金を入れて売買するのはお勧めできません。

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※本記事は有料メルマガ『今市太郎の戦略的FX投資』2017年9月22日号の抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバックナンバー含め初月分無料のお試し購読をどうぞ。

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今市太郎の戦略的FX投資』(2017年9月22日号)より抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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