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全力で取得へ動け! ついに上場「メルカリ」の初値予想と当選後の戦略は?=snowfield

今年最大の注目IPO銘柄「メルカリ」は、6月4日~6月8日午前11時までが申込期間。これはぜひ複数取得を目指すべきです。初値とその後の展開を分析・解説します。(『snowfieldの世界へ投資 メルマガ』snowfield)

※本記事は有料メルマガ『snowfieldの世界へ投資 メルマガ』2018年6月1日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

日本発のユニコーン企業がついに上場。適正な時価総額はいくら?

抽選申込は6月8日(金)午前11時まで

メルカリのIPOは、6月4日(月)から6月8日(金)午前11時までが申込期間となっています。

主幹事「大和証券」と副幹事「三菱UFJMS証券」の2つの証券会社で、公募売り出しの80%のシェアがあります。

大和証券と三菱UFJMS証券、こちらの2つでの申し込みは必須です(私は先月から、この2社の口座を持っていない方は開設しましょうとお伝えしてきました)。

公募売り出し枚数も多いので、取得できる可能性がとても高いです。

新規株式公開にあわせて、国内外で1,815万9,500株を発行
日本国内公募分:428万8,700株
海外公募分:1,387万800株

また売り出し分は、下記となっています。

合計:2,255万4,800株
国内募集:1,464万8,200株
海外募集:790万6,600株

公募分+売り出し分の合計は、4,071万4,300株(これとは別に、オーバーアロットメントで280万株があります)。

公募分+売り出しの日本国内の合計は、上記数値から1,893万6,900株とオーバーアロットメント分280万株が加えたとして、全体の約半分になります。

もう半分を海外でとなると、上場日に海外勢は場中でダイレクトに売れるのか?

日本国内ではメルカリの海外公募売り出し分2,000万株についての話は一切伝わっていませんね。いったいどこの証券で扱うのか? それはすぐに売れるのか? などの疑問がわきます(海外分については、僕が取引をするシンガポールなどの証券に問い合わせてみますので、また後日に何かわかればお伝えします)。

初値はどうなる?

メルカリの初値について、僕の予想(6月1日時点)では4,300円くらいになるのではないかと思います。

大手予想では、だいたい3,500~4,000円あたりです。公募売り出し価格は、おそらく2,700円で決まってくるでしょう。

Next: 迷わず買うべき? 初値・初値形成後の値動き予想は



初値・初値形成後の値動き予想

枚数の多さもあり、初値形成後に売ってくるところもあるでしょう。初値形成後に値上がりするかどうかは、大口が買いに来るかどうかにかかっています。

しかし、大口もアホではありません。すべてを精査して、買いか見送りかを決めるでしょう。

株価4,000円台であれば、見送られる可能性が高いです。見送られる根拠として、売上高に対する時価総額があります。

もしも初値が3,100円~3,200円とかであれば、大口が買いに来るでしょう。しかし、メルカリのように知名度アリ・人気アリの銘柄では、そんなに安い初値が付くわけがないです。

なので、4,000円は超えてくると読みます。4,000円を越えて4,200円、4,300円あたりが、初値形成の可能性が高いと読みます。

公募売り出しの2,700円でも高すぎる

公募売り出しの2,700円でも、売上高350億円規模からいえば、高すぎる値段設定だといえます。

時価総額4,000億円の企業の売上高とはどれほどなのか? 参考までに以下に記載しました(※新興市場銘柄のみで調査しています)。

JASDAQ:セリア(時価総額4020億円、売上高1590億円)
札幌アンビシャス:RAIZAP(時価総額4700億円、売上高1400億円)
JASDAQ:ユニバーサルエンターテイメント(時価総額4300億円、売上高1300億円)
JASDAQ:ハーモニックドライブ(時価総額4800億円、売上高530億円)

下記は東証1部ですが、以前はマザーズやJASDAQなどでした。

東証1部:ディーエヌエー(時価総額3100億円、売上高1500億円)
東証1部:GMOインターネット時価総額3320億円、売上高1580億円)

バイオ関連株などでは、売上高が少なく赤字であるにもかかわらず、時価総額は大きい銘柄が存在します。ですので、バイオや最近のAIは例外として考えます。

メルカリの事業形態は、いわゆる手数料収入事業です。何かを生産し、生み出しているわけではありません。

手数料収入が主の会社としては、売上高350億円で時価総額4,000億円~5,000億円というのは、どう見ても高すぎると僕は感じます。

参考までに、メルカリが株価4,000円を越えた場合の時価総額は、
株価4,000円で、時価総額5,400億円
株価4,300円で、時価総額5,800億円
株価4,500円で、時価総額6,080億円
となります。

株価7,400円なら、時価総額1兆円! 売上高350億円程度の会社が、時価総額1兆円なんてことは絶対にありえません。なので、株価が7,400円に近ければ近いほど無理があります。

Next: メルカリの複数取得に動くべき。当選後の戦略は?



時価総額は3,000億円~4,000億円に落ち着く

時価総額5,000億円台の初値形成、それ以降は1か月・3か月・半年後。投資しているベンチャーキャピタルが売れる期間になる頃、時価総額4,000億円維持か、3,000億円維持か。その程度になるでしょう。

投資している大株主のベンチャーキャピタルは利益を得たいのです。会社を成長させたいのではなく、ロック解除後の利益確定を最大目標にしている可能性が高いです。

メルカリの売り上げが1,000億円へ向かっていくならば話は変わってきますが、ここから3倍にも売り上げが伸びるとは考えにくいです。

株価で物事を見るのではなく、その会社の実力である売上高や純利益、そして株主の状態など様々なものを見て見比べるべきです。

それらから導き出される妥当であろう時価総額がいくらになるかを考えれば、株価が上なのか下なのかが見えてきます。

躊躇なく「初値売り」で

結論として、メルカリの複数取得を目指しましょう。

2,700円の公募売り出しに当選できたなら、初値で4,000円近辺に上がるとして、1単位で13万の儲けです。躊躇なく初値売りを推奨します。

セカンダリー妙味があるのは、初値が2,800円~せいぜい3,400円までの場合です。しかし、それはないでしょう。

これは僕の長年の経験からの考えです。必ずそうなるというものではありません。1つの参考にしてください。そして、皆様の夏休みのおこずかい稼ぎになれることを祈っております。

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※本記事は有料メルマガ『snowfieldの世界へ投資 メルマガ』2018年6月1日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

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snowfieldの世界へ投資 メルマガ』(2018年6月1日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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