マネーボイス メニュー

年末の薄商いでついに1,000円安!日経平均先物は1万9,000円割れも(12/25)=山本伸一

きょうの日経平均株価は1,010円安の続落で、年初来安値をさらに更新。引け後に先物で1万9,000円を割って終了しました。為替は一時110円を割り、引き続き円高基調です。(『株とまとの「株式投資戦略」』山本伸一)

日経平均は1,000円越えの大幅続落!きょうの値動きまとめ

米国市場は用心人事の先行き不透明で続落、これを受けて日本は大幅続落

昨晩の米国市場は暴落。クリスマスイブの短縮取引のなか、米国要人人事の先行き不透明感が強まり、換金売りが強まっています。

NYダウ 日足(SBI証券提供)


ダウ平均株価は、前営業日比653.17ドル安の2万1,792.20ドル。ナスダック総合指数は140.08ポイント安の6,192.92ポイントで取引を終えました。

為替相場ではドル円が111円割れで110円前半の円高推移が確認されています。

日経平均 日足(SBI証券提供)

東京市場は米国株暴落、円高推移を嫌気した売りが先行。日経平均株価始値は1万9,785円の暴落スタートとなっています。

寄り付き後は、日経平均株価が大台2万円を割り込んでおり、見切り売りで下値を探る展開。前引け前に一時1,032円安まで下げ幅を広げました。

後場では安値もみあい、TOPIXは2017年安値を割り込む場面もあるなど、さえない展開となっています。

日経平均株価終値は、1,010.45円安の19,155.74円。東証1部の売買代金は概算で2兆6,167億円。東証1部の売買高は概算で17億1,656万株。値上がり銘柄は27(1%)に対し値下がりは2,096(98%)、変わらずは8(0%)となりました。

Next: 大きく買われた個別銘柄は?セクター別、新興市場も解説も



大きく買われた個別銘柄は?

日経平均株価の5日続落とともにメガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>、日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>、ソフトバンクグループ<9984>、ファナック<6954>などが下落。指数を押し下げています。

中核銘柄のトヨタ<7203>、NTT<9432>、イオン<8267>、キヤノン<7751>、ソニー<6758>、JT<2914>なども売られました。

売買代金上位では、インバース型ETFの日経ダブルインバース<1357>のみが賑わっています。

セクターでは、業種別株価指数騰落の全業種が下落。値下がり上位に精密機器、医薬品、機械、水産農林、サービス、輸送用機器、電気機器、情報通信、石油石炭、卸売、鉱業、ガラス土石、証券商品などが並びました。

新興市場では、ALBERT<3906>、EDULAB<4427>、マネーフォワード<3994>、シェアリングテクノロジー<3989>、ジェネレーションパス<3195>、ブロードバンドタワー<3776>、エムティジェネックス<9820>などが賑わっています。

【関連】日経平均2万円割れへ。米国市場を襲った「クリスマス大暴落」の複合要因とは=児島康孝

【関連】日経平均急落の底は1万8,360円か。来年以降、上昇へと向かう条件と読み筋=伊藤智洋

【関連】日銀の量的緩和政策は失敗に終わった…目的を果たせなかったのはなぜか=吉田繁治

株とまとの「株式投資戦略」』(2018年12月25日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

無料メルマガ好評配信中

株とまとの「株式投資戦略」

[無料 日刊]
もう相場で迷わない。昨晩のニューヨーク市場や今日の東京株式市場の全体相場の値動きを解説。株式市場をめぐる資金の流れを細かくウォッチして、明日の投資戦略を提供します。さらに、動いた個別銘柄を中心に弊社精鋭アナリストが分析、市場参加者がどこに目を付けて利益を得ているのか。今、乗るべき銘柄が見えてきます。

シェアランキング

編集部のオススメ記事

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MONEY VOICEの最新情報をお届けします。