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日経平均は下げ止まったのか?新年の初動を読む〜株式ペンタゴンチャート分析=川口一晃

日経平均は下げ止まりから落ち着いた動きになるのか―正五角形の黄金比率で相場を読み解く「ペンタゴンチャート」の第一人者・川口一晃氏による最新分析をお届けします。(『☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』)

※本記事は『☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』(2018年12月30日号)の一部抜粋です。興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。本稿で割愛したビットコインの展望もすぐ読めます。

ペンタゴンチャートの見方
(1)ローソク足(値段)は各辺に沿って動いたり、各点に引き寄せられる
(2)各点が変化日になる
(3)各点に引き寄せられたもののその点に到達できなかった場合には反転する
(4)中心点の上方を通過すれば次のペンタゴンは上方か真横、下方を通過すれば真横か下方に付く
(5)時間の逆行は起きてはいけないこととされている

黄金比率で読み解く、日経平均、NYダウ、ナスダックの見通し

日経平均株価 下げ止まったのか

先週のレポートでは、AEラインに注目した。下げ止まりから落ち着いた動きになるのであれば、AEラインを超えて前ペンタゴンの中に戻って行くことが求められたからだ。実際には、軟調な展開が続き、一時的にはABラインを割り込み「時間の逆行」状態が生じたのだが、週末にかけては反発し上値抵抗線ACラインまで戻してきた。
次の注目日は1月8日前後である。

A点水準:約20,250円
B点水準:約18,650円
C点水準:約19,650円
E点水準:約21,250円

今週のポイントは、下げ止まりから落ち着いた動きになるのかということである。

<あくまでも個人的見解>
ADラインに注目したい。下げ止まりから落ち着いた動きになるのであれば、上値抵抗線として存在しているADラインを超えていくことが求められるからだ。

<トレンドのポイント(長期)>
下落トレンドの下落局面である。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>(利益を保証するものではなく取扱いに注意)
現在は、売りポジション。
買いポジションへの変更は、20,500円を終値で超えることである。

<現在のシナリオ>
A点が位置する時間帯より下落が続いている。また、上値抵抗線ADラインが存在している。そして、反発上昇しているもののB点が位置する時間帯が変化日となり下落する可能性がある。したがって、基本的には軟調な展開が続くことになろう。

<第2シナリオ>
時間の逆行を回避した後は反発上昇が続き、上値抵抗線であるACラインを超えてきた。したがって、下げ止まりから落ち着いた動きになっていく可能性も出てきた。

Next: ニューヨーク・ダウ 流れは変わったのか~米国市場分析



ニューヨーク・ダウ 流れは変わったのか

先週のレポートでは、DGラインに注目した。下げ止まりから落ち着いた動きになるのであれば、上値抵抗線DGラインを超えていくことが求められたからだ。実際には、下値支持線AEラインで下げ止まり、BEライン、CEラインそしてDEラインと上値抵抗線を超えて真横に新しいペンタゴンが描き足されたのだが、DGラインを超えることは出来なかった。
次の注目日は1月8日前後である。

B点水準:約22,000ドル
C点水準:約22,700ドル
D点水準:約23,700ドル

今週のポイントは、このまま反発上昇が続き、流れが変わるのかということである。

<あくまでも個人的見解>
DFラインに注目したい。下げ止まりから落ち着いた動きになるのであれば、右肩下がり上値抵抗線DFラインを超えていく必要があるからだ。超えられないと、再び安値を試す動きになっていこう。

<トレンドのポイント(長期)>
下落トレンドの下落局面である。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>
現在は、売りポジション。
買いポジションへの変更は、23,500ドルを終値で超えることである。

<現在のシナリオ>
上値抵抗線DFラインが存在している。しかも、先週末にはそのDFラインの手前で上ヒゲの長いローソク足が出現している。DFラインを超えたとしても、DGラインが控えている。そして、反発上昇が続いているが、E点が位置する時間帯が変化日となり下落に転じる可能性がある。したがって、軟調な展開が続くことになろう。

<第2シナリオ>
堅調な展開に移行する可能性も出てきている。上述したように、上値抵抗線となったBEライン、CEラインそしてDEラインを超えてきている。そして、右下に新しいペンタゴンが描き足されるのではなく、真横に新しいペンタゴンが描き足されたからだ。

Next: ナスダック 反発は続くか~米国市場分析



ナスダック 反発は続くか

先週のレポートでは、C点に注目した。C点が位置する時間帯を通過することで、流れが変わり下げ止まることが出来るのか否かがポイントになったからだ。実際には、C点が位置する時間帯で安値を示現し、その後に反発。CDラインに沿ってADラインに到達した。
次の注目日は1月2日前後である。

今週のポイントは、このまま反発上昇は続くのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>
ADラインに注目したい。上値抵抗線として存在しているADラインを超えることが出来るのか否かがポイントになるからだ。ADライン水準を維持することが出来れば、次のペンタゴンは右上に描き足されることにもなる。

<トレンドのポイント(長期)>
下落トレンドの下落局面。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>
現在は、売りポジション。
買いポジションへの変更は、6750ポイントを終値で超えることである。

<現在のシナリオ>
上値抵抗線ADラインが存在している。また、週明けにD点が位置する時間帯を通過することで反発上昇の流れが変わる可能性もある。したがって、軟調な展開は続くことになろう。

<第2シナリオ>
下げ止まりから堅調な展開に移行する可能性も出てきている。C点が位置する時間帯で安値を示現後、右肩上がりのCDラインに沿って上昇が続いているからだ。
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今週の個別銘柄分析(1銘柄)

今週の仮想通貨(ビットコイン※12月25日付)

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※本記事は『☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』(2018年12月30日号)の一部抜粋です。興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。本稿で割愛したビットコイン・個別銘柄の展望もすぐ読めます。

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☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』(2018年12月30日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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