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いよいよ2019年、ドル円はどう動く?〜各通貨ペンタゴンチャート分析=川口一晃

米ドル/円は上昇トレンドの下落局面、買いポジションへの転換は111円75銭を終値で超えること――正五角形の黄金比率で相場を読み解く「ペンタゴンチャート」の第一人者・川口一晃氏による最新の各通貨ペア分析をお届けします。(☆ペンタゴンチャート分析<為替編>

※本記事は『☆ペンタゴンチャート分析<為替編>』(2018年12月30日号)の一部抜粋です。興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。本稿で割愛したビットコインの展望もすぐ読めます。

ペンタゴンチャートの見方
(1)ローソク足(値段)は各辺に沿って動いたり、各点に引き寄せられる
(2)各点が変化日になる
(3)各点に引き寄せられたもののその点に到達できなかった場合には反転する
(4)中心点の上方を通過すれば次のペンタゴンは上方か真横、下方を通過すれば真横か下方に付く
(5)時間の逆行は起きてはいけないこととされている

米ドル、ユーロ、豪ドル、ポンド 各通貨ペアチャート分析

米ドル/円 軟調な展開続く

先週のレポートでは、B点に注目した。B点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わるのか否かがポイントになったからだ。実際には、反発上昇につながることはなく、下値でのもち合いをなっている。
次の注目日は1月10日前後である。

A点水準:約108円75銭
B点水準:約113円25銭
C点水準:約110円50銭
D点水準:約106円

今週のポイントは、新しい流れとなるのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>
C点に注目したい。先週末にC点が位置する時間帯に到達。しかも、C点に引き寄せられて取引を終えている。したがって、C点が位置する時間帯が変化日となり、新しい流れが出るのか否かがポイントになるからだ。

<トレンドのポイント(長期)>
上昇トレンドの下落局面である。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>
現在は、売りポジション。
買いポジションへの変更は、111円75銭を終値で超えることである。

<現在のシナリオ>
上値抵抗線BCDラインが効いている。終値を細かく見ると、下値支持線であるACEラインを割り込んできている。したがって、軟調な展開は続くことになろう。

<第2シナリオ>
下げ止まる可能性も残っている。C点が位置する時間帯が変化日となり流れが変わる可能性があるからだ。そして、右肩上がりのCEラインに沿って推移していくことも考えられるからだ。

ユーロ/米ドル 底堅い動きが続く

先週のレポートでは、B点に注目した。ペンタゴンのど真ん中の時間帯にあたるB点を通過することで、新しい流れが出るのか否かがポイントになったからだ。実際には、B点が位置する時間を通過した翌日より陽線が出現し、底堅い動きが続いている。
次の注目日は1月8日前後である。

A点水準:約1.17ドル
B点水準:約1.14ドル
C点水準:約1.10ドル
E点水準:約1.125ドル

今週のポイントは、底堅い動きは続くのかということである。

<あくまでも個人的見解>
ADラインに注目したい。底堅い動きが続くのであれば、上値抵抗線として存在しているADラインを窺う動きになっていくことが期待されるからだ。つまり、ADラインに接近する動きとならないのであれば、いずれ上値の重たい展開に戻るということだ。

<トレンドのポイント(長期)>
下落トレンドの上昇局面である。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>
現在は、買いポジション。
売りポジションへの変更は、1.134ドルを終値で割り込むことである。

<現在のシナリオ>
ペンタゴンのど真ん中の時間帯にあたるB点を通過した後も陽線が出現し底堅い動きを見せている。また、下値支持線CEラインが控えている。したがって、底堅い動きが続くことが考えられる。

<第2シナリオ>
上値が重たくなる可能性も残っている。上値抵抗線DEラインが控えている。また、先週末のローソク足として同事線が出現しているからだ。

Next: ユーロ/円 下げ止まるか | 豪ドル/円 真横にペンタゴンは付いたが…



ユーロ/円 下げ止まることが出来るのか

先週のレポートでは、BCラインに注目した。右肩下がりの上値抵抗線BCラインを超えることが出来るのか否かがポイントになったからだ。実際には、BCラインに到達したものの、ラインを超えるまでには至っていない。
次の注目日は1月3日前後である。

A点水準:約128円
B点水準:約131円
C点水準:約123円

今週のポイントは、下げ止まりから落ち着いた動きになるのかということである。

<あくまでも個人的見解>
C点に注目したい。軟調な展開が続くのであれば、BCラインに絡みながらC点に引き寄せられる動きを見せることとなろう。逆に、下げ止まるのであれは、BCラインを超えてC点が位置する時間帯以降も反発上昇が続くことが考えられよう。

<トレンドのポイント(長期)>
下落トレンドの下落局面である。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>
現在は、売りポジション。
買いポジションへの変更は、127円60銭を終値で超えることである。

<現在のシナリオ>
軟調な展開が続いている。B点が位置する時間帯を通過した後も下落が続いている。また、上値抵抗線BCラインに到達すると同時に陰線が出現しているからだ。

<第2シナリオ>
下げ止まりから落ち着いた動きに移行する可能性も出てきている。C点が位置する時間帯が変化日となる可能性がある。下値支持線CDラインが控えている。そしてp点水準の下値の節目に到達したからである。

豪ドル/円 真横にペンタゴンは付いたが…

先週のレポートでは、ABラインに注目した。右肩上がりのABラインに到達することで下げ止まりから落ち着いた動きに移行するのか否かがポイントになったからだ。実際には、ABラインに到達すると同時に陽線が出現したのが、すぐに陰線が連続し軟調な展開が続いている。
次の注目日は1月3日前後である。

A点水準:72円
C点水準:約76円50銭

今週のポイントは、下げ止まりから落ち着いた動きに移行することが出来るのかということである。

<あくまでも個人的見解>
ABラインに注目したい。下げ止まりから落ち着いた動きに移行するのであれば、右肩上がりのABラインに沿って推移していくことが期待されるからだ。逆に言えば、軟調な展開が続くのであれば、ACラインに引き寄せられることになろう。

<トレンドのポイント(長期)>
下落トレンドの下落局面である。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>
現在は、売りポジション。
買いポジションへの変更は、79円75銭を終値で超えることである。

<現在のシナリオ>
軟調な展開が続いている。A点が位置する時間帯より下落が続き、下値支持線と期待されたABラインをも割り込んできている。そして、下値の節目であったp点水準をも割り込んできたからだ。

<第2シナリオ>
下げ止まりから落ち着いた動きになる可能性は残っている。右肩上がりのABラインに沿って推移することが期待される。また、B点が位置する時間帯が変化日となり流れが変わる可能性があるからだ。

Next: ポンド/円 下げ止まるか



ポンド/円 下げ止まるか

先週のレポートでは、B点に注目した。中心点であるB点を通過することで新しい流れ、すなわち下げ止まることが出来るのか否かがポイントになったからだ。実際には、B点が位置する時間帯で陽線が出現し下げ止まる気配を見せているのだが、上値抵抗線ADラインの手前で足踏みをしている。
次の注目日は1月8日前後である。

A点水準:約142円50銭
B点水準:約136円50銭
D点水準:約138円

今週のポイントは、ど真ん中の時間帯を通過したことで流れが変わったのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>
ADラインに注目したい。流れが変わり、下げ止まりから落ち着いた動きになるのであれば、右肩下がりのADラインを超えていくことが求められるからだ。換言すれば、ADラインを超えることが出来ないのであれば、軟調な展開が続くことを意味する。

<トレンドのポイント(長期)>
下落トレンドの下落局面である。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>
現在は、売りポジション。
買いポジションへの変更は、141円50銭を終値で超えることである。

<現在のシナリオ>
上値抵抗線ADラインが控えている。また、B点が位置する時間帯を通過した後も、上昇することなく戻されている。したがって、軟調な展開が続くことが考えられる。

<第2シナリオ>
下げ止まりから落ち着いた動きに移行する可能性も出てきている。B点が位置するペンタゴンの
ど真ん中の時間帯で陽線が出現し下げ渋る気配を見せている。また、B点の上方を通過したことで、下値は限定的と考えることができるからだ。

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