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国策のテーマ銘柄はなに?人気化するIPO銘柄はどれ?投資先を見つけるための便利ツール=山田健彦

投資をするうえで、「こんな便利なものがあったんだ!」というサイトがあります。今回はこのような、投資の本などでは紹介されない小ワザ、ツールを解説します。(『資産1億円への道』山田健彦)

便利なツールと、それを活用するための小ワザ

グーグルの「銘柄マーカー」を活用する

前回は「何を買うかをどのように決めるか」と題して情報はいろんな所に転がっていて、日経新聞の情報をもとにした取引や取引銘柄数は絞ったほうが、その銘柄の株価の動きのクセ等がわかり、かえって売買はしやすい、などという事についてお伝えしました。

【関連】3,656社にのぼる東証上場銘柄のなかから、いま投資するべき銘柄を選ぶ方法とは?=山田健彦

今回は投資をするうえで「こんな便利な小ワザやツールがあるんだ!」というものを紹介します。

例えば四季報オンラインのランキング情報は、特に料金を払わずに誰でも見ることができますが、個々の情報、例えば「全市場値上がり率、前月比」をクリックしてもチャートは一つ一つチェックしなければなりません。しかも、見ることができるのは直近3ヶ月の日足チャートだけです。

グーグルの銘柄マーカー機能を使うと日足、週足、月足を同時に見ることができます。

この機能はグーグルのクローム上のみで有効でマイクロソフトのインターネット・エクスプローラー等、他のブラウザーでは使えません。

見ているページ内で、銘柄名と思われる箇所を自動的にマーキングし、そこにカーソルを合わせると銘柄名や銘柄コード、株価チャートや時価総額といった基本情報をその場で見ることができ、投資候補銘柄の抽出が効率よくできるようになります。

政策の強い後押しにのるテーマ株の検索

投資の世界では「政策に乗れ」とか「国策に逆らうな」と良くいわれますが、テーマ株投資とは政策の強い後押しによる株価の上昇気流に乗る投資法です。

このテーマ株を検索する方法ですが、1つは株探です。

株探トップ画面から例えば「5G」とタイプすると5G関連の銘柄がズラッと出てきます。ここで「銘柄マーカー」を使うと、日足、週足、月足のチャートを確認できます。

もう1つは、日経平均株価AI予想というサイトです。

画面を下にスクロールし、「テーマ株から探す」でテーマに合う銘柄が確認できます。グーグルのchrome上なら「銘柄マーカー」が使えます。

Next: 投資先として有効なバリュー銘柄を探す、おすすめの方法とは?



脇の甘い企業を調べる時に使えるサイト

日本企業は、全てとは言いませんが「まさかのときに備える」目的で現金をたくさんキープし続けていて配当にも自社株買いにも先行投資にも使わない企業が多いと言われています。

このような企業は割安に放置されていることが多いのですが、如何せん売上も利益も伸びていないので、投資対象としての魅力もありません。

そのような所に目をつけ、大株主となり企業改革を進め企業価値を上げて、その後株価が上昇した段階で売り抜けるのが「もの申す投資家」と言われるアクティビスト・ファンドです。旧村上ファンドが有名ですが、このような「もの申す投資家」が資金を入れている銘柄を調べるのに適したサイトがいくつかあります。

株探の日本の大株主では、資産運用大手も入っているので「ものいう株主」のみではありませんが、光通信とか旧村上ファンド系の投資家が何を買っているのか、何を売り抜けたのかが分かります。ここからチャートの形状やファンダメンタルなど確認して追随するかを判断します。

もう1つ有効なのが、アクティビスト一覧というサイトです。

この画面に出ているのは、現在進行形も完了済のものもあるので、アクティビスト名のみメモして、このようなアクティビストがどのような銘柄を買い進めているのかを検索します。

検索するには「大量保有報告書」ですが、こちらは有報キャッチャーというサイトが便利です。

全文検索欄に適宜アクティビストの名称を入れて、銘柄をピックアップします。

口コミから注目銘柄を判断するツール

現在では、最大の情報収集ツールはSNSといわれていますが、株式投資の世界でも「ツイッターで情報収集」などと言われています。

しかしツイッターから一つ一つ銘柄コードを入れて情報収集のは面倒です。そこで株ラインというサイトを利用するのが良いようです。

Next: 上昇後に盛り上がるIPOを予想してくれるサイトは要チェック!



やはりIPOだよね、という方には

IPOは儲かる、というのはもう定説になっていますが、その中でも上場後勢いよく上がり続けるものと、そうではないものがあります。それを事前に予想してくれるサイトがやさしいIPO株のはじめ方というサイトです。

個々のIPO銘柄につき、成長性、割安性、話題性、総合評価の4つで評価しています「ねらい目証券」など、どこの証券会社から申し込むと当たりやすいか、などの情報も出ています。

いろいろベスト100

市場の動きに方向性がないなかで、「もし購入するなら株価やバリエーションが低く、これ以上下がる可能性が少ないものにしようかな」とか「テクニカル的に底値のサインが出ているものが良いかな」とか思うものですが、そのような銘柄を探す際に便利なのが銘柄いろいろベスト100!というサイトです。

「低位株ベスト100」
「株価連続下落日数ベスト100」
「25日線マイナスカイリ率ベスト100」
「ボリンジャー -2σカイリ率ベスト100」
などが並んでいます。

チャートの形状から銘柄を探したいとき

安定的に上昇している銘柄を探したい、ダブルボトムをつけた銘柄を探したい、などチャートの形状から銘柄を探したいときに便利なのが株マップのチャート形状分析画面です。

似たようなサイトで「ゴールデンクロス」とか「上値抵抗線突破」などの買い(売り)シグナルが出ている銘柄を一覧表示してくれるのが株価アルゴリズムです。

その他にもまだまだ沢山あるのですが、また次の機会にお伝えします。

【関連】世界が認める景気鈍化を、なぜ日本政府だけは認めない?海外投資家は日本株を投げ売りへ=近藤駿介

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資産1億円への道』(2019年3月14日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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