投資をするうえで、「こんな便利なものがあったんだ!」というサイトがあります。今回はこのような、投資の本などでは紹介されない小ワザ、ツールを解説します。(『資産1億円への道』山田健彦)
便利なツールと、それを活用するための小ワザ
グーグルの「銘柄マーカー」を活用する
前回は「何を買うかをどのように決めるか」と題して情報はいろんな所に転がっていて、日経新聞の情報をもとにした取引や取引銘柄数は絞ったほうが、その銘柄の株価の動きのクセ等がわかり、かえって売買はしやすい、などという事についてお伝えしました。
今回は投資をするうえで「こんな便利な小ワザやツールがあるんだ!」というものを紹介します。
例えば四季報オンラインのランキング情報は、特に料金を払わずに誰でも見ることができますが、個々の情報、例えば「全市場値上がり率、前月比」をクリックしてもチャートは一つ一つチェックしなければなりません。しかも、見ることができるのは直近3ヶ月の日足チャートだけです。
グーグルの銘柄マーカー機能を使うと日足、週足、月足を同時に見ることができます。
この機能はグーグルのクローム上のみで有効でマイクロソフトのインターネット・エクスプローラー等、他のブラウザーでは使えません。
見ているページ内で、銘柄名と思われる箇所を自動的にマーキングし、そこにカーソルを合わせると銘柄名や銘柄コード、株価チャートや時価総額といった基本情報をその場で見ることができ、投資候補銘柄の抽出が効率よくできるようになります。
政策の強い後押しにのるテーマ株の検索
投資の世界では「政策に乗れ」とか「国策に逆らうな」と良くいわれますが、テーマ株投資とは政策の強い後押しによる株価の上昇気流に乗る投資法です。
このテーマ株を検索する方法ですが、1つは株探です。
株探トップ画面から例えば「5G」とタイプすると5G関連の銘柄がズラッと出てきます。ここで「銘柄マーカー」を使うと、日足、週足、月足のチャートを確認できます。
もう1つは、日経平均株価AI予想というサイトです。
画面を下にスクロールし、「テーマ株から探す」でテーマに合う銘柄が確認できます。グーグルのchrome上なら「銘柄マーカー」が使えます。