イールドカーブが反転してNYダウは調整中です。そんななか、現在保有している銘柄のなかで圧倒的に利益を出しているネット動画配信で成長するROKUを深堀します。(『バフェットの眼(有料版)』八木翼)
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Netflix、Amazonなどがしのぎを削る動画サービス業界
リセッションして暴落するまで株を買うのは待つべき?
イールドカーブが反転して投資家の皆さんは不安かと思いますが、現在、米国経済はそこまで悪い指標は出ていません。
個人的にはドル円についてはヘッジをすることで円の暴騰から身を守っていますが、米経済についてはそこまで心配していません。40%程度の確率で不況が来るという感覚です。
リセッションが近いということで、リセッションして株が大暴落してから買えばいいという方も多いと思いますが、リーマンショックを最初から最後まで経験した私から言わせてもらうと、「何寝ぼけたこと言ってるの?」と思ってしまします。
というのも、株が大暴落した時は、「まだ下がるんじゃないか?」「経済はもう回復しないんじゃないか?」「このまま中国が世界のトップになってしまうのでは?」という不安が渦巻いていて、「株を買う奴は本当に馬鹿」という身もふたもない状況でした。
今買えないようでは、一生買えないと思います。
ただ、イールドカーブが反転し、確かに景気は悪くなりそうです。検討なしで株は購入しないほうがいいと思います。
さて、話は逸れてしまいましたが、今日はROKUについて深堀して解説していこうと思います。
私が、現在保有している米国株の中で圧倒的に利益を出しているのが、Rokuです。
私はRokuが既に話題になり始めてから購入していますが、購入してから50%程も上昇しています。恐ろしい株式ですよね。
それでは、Rokuとはどんな会社なのか見ていきたいと思います。
ROKUって何をやってる会社?
皆さんは、AmazonPrimeVideoを見ているでしょうか?もしくはネットフリックスなんかを楽しんでいますか?私はどちらも使える状態です。
そして、根本的な話をするとROKUもそういった動画を提供するサービスを運営しています。
ではなぜ競合ひしめくネット動画配信で、ROKUはニョキニョキと事業を成長させているのでしょうか?主な理由は、以下の3つです。
1.中立性
2.デバイスを組み込み
3.無料動画
ひとつずつ説明していきましょう。
Next: 動画サービスROKUが、レッドオーシャンで成長を続ける理由とは?
1.中立性
Amazonやネットフリックスはネットとテレビをつなぐデバイスを独自で販売しています。
私もAmazonのfire TV stickというものをテレビにつないで、ネットにつないでいます。
使っている人は分かると思うのですが、Amazonの製品ですので、当然、AmazonのPrimeビデオをメインで紹介してくるわけです。
私は、Netflixにも登録していますが、Netflixに入るには、一旦アプリを切り替えないといけないわけです。
別にそこまでめんどくさいわけではありませんが、これは「中立」ではありません。
Rokuの場合、自社の動画もあるわけですが、サブスクリプションモデル(新聞のように定期的にお金をとる)ではないため、他の会社の製品も中立に配置しているらしいのです(私は実際にROKUを使ったことありません。残念なことに、日本ではまだ展開していないんです)。
確かに、私たちが見たいのは、好きな番組であって、Amazon Primeで見るか、Apple TVで見るか、Netflixで見るかというのは、正直どうでもいいんです。
特定の動画をお勧めされず、選択肢がたくさんあるという部分で、Rokuは支持を集めたようです。
今日はRokuについての集中した記事でした。数字をあまり使っていませんが、急成長中の企業では、
・売上予測
・利益予測
・ガイダンス(今後の目標値)
が予想を上回り続けていれば、ホールドし続けたいと思っています。
継続は力なり!ダメでもともと(笑)
image by: JHVEPhoto / Shutterstock.com
『バフェットの眼(有料版)』2019年8月17日号より抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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