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日経平均は4日ぶり反落、前日までの大幅高で利益確定

日経平均は4日ぶり反落。6日の米国市場でNYダウは88ドル高と4日続伸し、主要株価指数が揃って過去最高値を更新した。中国が米国からの輸入品に対する関税を一部引き下げると発表したことが好感された。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで25円高からスタートすると、朝方には一時23943.45円(前日比69.86円高)まで上昇。しかし、前日までの大幅高を受け利益確定の売りも出て、一転23759.42円(同114.17円安)まで下落するなど方向感に乏しい展開だった。後場に入ると小安い水準でこう着感を強めた。

大引けの日経平均は前日比45.61円安の23827.98円となった。東証1部の売買高は12億6463万株、売買代金は2兆3996億円だった。業種別では、その他製品、繊維製品、空運業が下落率上位だった。一方、情報・通信業、医薬品、不動産業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の65%、対して値上がり銘柄は31%となった。

個別では、ファーストリテが軟調で、日経平均を約35円押し下げた。テルモや富士フイルムは決算が嫌気されて3%超の下落。その他、売買代金上位では任天堂、ソニー、トヨタ自がさえない。決算発表銘柄ではバンナムHDや旭化成が急落し、日総工産などは東証1部下落率上位に顔を出した。一方、ソフトバンクGが売買代金トップで7%の上昇。米アクティビスト(物言う株主)ファンドの同社株保有が伝わった。オリンパスは市場予想を上回る決算で10%近い上昇。検査試薬を大幅増産すると報じられたタカラBIOも商いを伴って急伸した。その他、売買代金上位では武田薬が堅調。燦HDやアイロムGが東証1部上昇率上位に顔を出した。

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