TBS NEWSが30日、新型コロナウイルス感染拡大による経済対策について、政府・与党が「1世帯あたり10万円以上の現金給付」を行う方針で調整していることを報じた。自己申告に基づき、生活に困っている世帯などに支給するという。
また、感染終息後の中長期的な景気対策には商品券の支給が検討されており、自民党・岸田文雄政調会長が「日本のGDPのおよそ1割にあたる56兆円ほどの経済対策を用意する」考えであることも伝えられた。
政府・与党、10万円超の現金給付で調整 https://t.co/leWGUNXjDh #tbs #tbs_news #japan #news
— TBS NEWS (@tbs_news) March 29, 2020
これまでにも「和牛商品券、高速無料化こそ“不要不急”では?利権まみれのトンチンカンな与党案に批判殺到」、「「外食・旅行代金を一部助成」なぜこの時期に?ズレた政府案に“二階氏の利権”疑う声」などで、与党の緊急経済対策が利権にまみれた“的外れ”なものばかりであるという批判の声があることを伝えてきた。
族議員らが農林水産業者を支援するという“名目”で打ち出した「お肉券」「お魚券」構想は、「幼稚園児じゃないんだから…」と国民の失笑を買い、西村再生相の「現金給付は早くて5月末」という発言は「どこが緊急なの?」と国民を唖然とさせた。
こうした中、与党が次に打ち出してきた案が「1世帯あたり10万円以上の現金給付」、しかも所得制限ありの自己申告制によるものだという。
ネットからは「所得制限をつけた上で世帯あたりとは、想像超えてしょぼいっすね」「なぜ自己申告制?何を基準に?10万じゃ1か月分家賃払ってライフライン払ったら後は食べ物も買えませんが」「自己申告で家庭単位か。日本人の「国民性」を利用してできるだけ安く済ませるつもりだな。生活保障よりもやってる感をいつも通り優先してる」と呆れ果てたような声があがっている。
「これのどこが”思い切った政策”なわけ?」「安倍が言う大胆な強大な対策はこの程度か。これでこの危機を乗り切れると思ってるんか」と、「日本経済を再び力強く成長させるために相当思い切った対策を講じていかなければならない」という安倍首相の発言(日本経済新聞)に反する政策ではないかという声も聞こえてくる。
与党内で大詰めを迎えているという経済対策の提言案。利権者に忖度するものではなく、新型コロナウイルスによる影響で経済的打撃を受けた全ての人に補填されるものであるものにしてもらいたい。
Next: なぜ世帯?なぜ10万?なぜ自己申告?チグハグな与党案に「なぜ?」の合唱
Twitterの反応
「困っている一世帯あたり10万円」って……アメリカでは国民一人づつに13万円ずつ小切手郵送するんですよ。子どもは6万円だけど四人家族だと39万円ですよ。しかも家賃支払いも納税も猶予ですよ。 https://t.co/4NqZXPEVv0
— 町山智浩 (@TomoMachi) March 30, 2020
政府・与党、10万円超の現金給付で調整
なぜ「世帯」になった。なぜ「10万」になった…
政府の想定する家庭は4人家族。世帯単位にするなら1人2万五千円しか支給しないってこと。
事務作業の費用だけ嵩む最悪パターン。 https://t.co/ZqXy4g8r8K
— O @テレワーク (@O10862327) March 29, 2020
「本当に困っている人」は自己申告に行く余裕すら無い事が珍しく無いのだが……
https://t.co/LBOF6wpCU6— アオイ模型店 (@aoi_mokei) March 30, 2020
なぜ自己申告制?何を基準に?
10万じゃ1か月分家賃払ってライフライン払ったら後は食べ物も買えませんが#自粛と給付はセットだろ
政府・与党、10万円超の現金給付で調整 https://t.co/3djQ3Kkaw6— のんたん (@TANTAN02) March 29, 2020
>政府・与党は、自己申告に基づいて生活に困っている世帯などに1世帯あたり10万円を超える現金を支給する方向で調整を進めています。
所得制限をつけた上で世帯あたりとは、想像超えてしょぼいっすねhttps://t.co/BiclqYaAVW
— おしし仮面(囲碁サッカー初段) (@Nci77DyRCDqIIjz) March 29, 2020
これのどこが"思い切った政策"なわけ?
「自己申告に基づき生活に困っている世帯などに1世帯あたり10万円を超える額を支給する方向」https://t.co/yHW1EHMDKl
— 舞小海@もはやこれまで (@kufuidamema) March 30, 2020
「自己申告に基づいて生活に困っている世帯などに1世帯あたり10万円を超える現金を支給する方向で調整」
お肉券やお魚券で批判された自民党が出した答え。
自 己 申 告 ! ! !
政府自民党はどこまでも頭が腐ってる。@jimin_koho @komei_koho https://t.co/qEt9UjrUxi
— 朔津板(二日目) (@tsuitachi2ita) March 30, 2020
「現金給付については、自己申告に基づき生活に困っている世帯などに1世帯あたり10万円を超える額を支給する方向」
「感染拡大が終息した後の中長期的な景気対策としては、「商品券」の支給を軸に詰めの調整」
自己申告?
1人じゃなく1世帯?
そんなに商品券刷りたいの??https://t.co/gnfjVRBrK9— Zzzin} (@zzztot) March 30, 2020
これまで現金給付は休業補償金の意味だと理解していました。低所得者の方や無職の方が対象ならば単なる『福祉給付金』の世界となります。『福祉』は『福祉』、『休業補償』は『休業補償』と政策的に明確にしないと、国民は納得しないでしょう。政府に再考を求めます。 https://t.co/O1bWXtCecD
— 矢上雅義 衆議院議員(熊本4区) (@masa_yagami) March 29, 2020
ひと世帯あたり10万円⁉︎
このコロナによって所得が減り、これまでの実質賃金低下の波によって貯蓄もままならなかった世帯にとって、
この10万円なんか、その月の家賃にしかならない。これが政府の言っていた思い切った財政出動か?
なんと肝っ玉の小さい連中なこと。 https://t.co/BzMAv57spt
— funasan (@funasan9) March 29, 2020
これ国が10万を国民全員に配るって見出しに見えるけど、実際は1世帯に10万だからね。
つまり一人暮らししてても、住民票が地元にあったら世帯主は自分じゃなくて実家になるからね!10万で一人暮らししてる人と実家の家族は生きられるはずないでしょう。
なんて意地が悪いの! https://t.co/XHlhWVvfCK— 元鈴木さん (@Motosuzukisan) March 30, 2020
Source: 産経新聞、時事通信、NHK、朝日新聞
Image by: Shutterstock (画像はイメージです)
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