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日経平均は80円高でスタート、ソフトバンクGやファーストリテなどが上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;23776.20;+80.97
TOPIX;1629.94;+2.69

[寄り付き概況]

 5日の日経平均は80.97円高の23776.20円と3日続伸して取引を開始した。前日4日の米国株式相場は続伸。ダウ平均は367.63ドル高の27847.66ドル、ナスダックは430.21ポイント高の11590.78ポイントで取引を終了した。大統領選の行方は不明だが、共和党が上院過半数を維持する可能性が強まったため、最終的にバイデン氏が勝利した場合でも民主党が提示している増税や規制強化は大きく進展しないとの期待が強まり、寄り付き後から大きく上昇した。連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を受け、連邦準備制度理事会(FRB)が当面、大規模緩和を維持するとの思惑やマコーネル上院院内総務が追加経済策を年内に取り組む姿勢を示したことも支援し終日堅調推移となった。

 米国株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行した。米大統領選、米議会選挙の開票状況に加え、国内企業の20年4-9月期決算が佳境となる中、業績予想を上方修正する企業が多く、好業績への期待感も株価押上げ要因となった。一方、米大統領選は大接戦となっており、米国からのニュースによって東京市場で株価が大きく変動する可能性があり、また、今後の展開次第では法廷闘争や政治空白のリスクも指摘されており、警戒する向きもあったが、寄り付き段階では買いが優勢となった。なお、日本時間の明日4時にFOMCの結果が発表され、同4時30分にパウエルFRB議長の記者会見が開かれる。

 セクター別では、医薬品、精密機器、情報・通信業、その他製品、電気機器などが値上がり率上位、鉱業、鉄鋼、保険業、ガラス土石製品、ゴム製品などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG、ファーストリテ、ソニー、任天堂、東エレク、アドバンテスト、エムスリー、日本電産、アステラス薬、TDK、レーザーテック、オービック、NEC、SUBARUなどが上昇。他方、コマツ、三菱ケミHD、ホンダ、ファナック、三菱UFJ、三井住友、キヤノン、JT、日立などが下落している。

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