「面倒くさい」は貧乏の始まり。保険・マイホーム購入に潜む罠＝川畑明美

なかなかお金を貯められない人は、どこかに「面倒くさい」という考えをもっていないでしょうか？ラクしようとすると、貧富の差はますます開くばかりです。（『教育貧困にならないために』川畑明美）

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貧乏から抜け出せない理由とは？

貧乏から抜け出せない方に多いのは「面倒くさい」という考えです。

例えば、スーパーの買い物では安いものを比較検討して購入するのに、保険などはよくわからなくて「面倒くさい」と思って、適当に勧められるまま加入してしまうのです。

もっと怖いのは、マイホームなど返済できる金額なのか試算もしないで購入してしまうことです。

借りられる金額と返済できる金額は違います。

価格が安い食品や日用品は比較検討するのに、どうして高額になると思考停止してしまうのでしょうか？

一方、お金持ちになる人は、お金に対して非常にマメです。しっかり比較して、自分の基準で納得したものを選んでいます。

必要のないことにお金をかけない、それを徹底しているのです。

金融機関に「任せきり」が危険

投資でも同じです。よくわからないから「面倒くさい」と言って金融機関などに任せてはいけません。

なぜなら、売却するのはあなたなのです。お金が必要になった時に、十分に増えているのでしょうか？ 売却した後に値上がりして後悔するかもしれません。

または、そもそもプラスにならずに、いつまでもマイナスのまま保有を続けていたら……。損切をして、運用し直せばもっと増えるチャンスがあるのに、それを掴めません

失敗を失敗のままにしないためには、状況が悪化したら早い段階で一旦引き、それを学びにして次のチャンスに活かすことも大事なのです。

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大事なことを先送りにすると貧乏に

目先のことにとらわれず、冷静で功利的な判断を下すことです。

大事なことを先送りにしてしまう、楽して儲けようとしすぎる。そういう考え方が貧乏をもたらす習慣や考え方なのです。

今後お金は、お札や硬貨ではなく「デジタル」に進んでいきます。このような時代の変化に柔軟に対応していけなければ、ますます貧富の差が開くでしょう。

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