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女子から甘えてくると思ったら大間違い。意外と「奥手」な女心とは?

恋をすると、その人が恋愛において何を考えているのか気になってしまうもの。でも、女子が何を考えているかなんて、男子からしたらわからない。そんな恋に悩む男子必見、『メイド喫茶元オーナーが教えるサブカル恋愛塾』では、女子ならではの恋愛観を紹介しています。

女子の恋愛の本音をのぞく

よく、恋愛経験が乏しい、あるいは0の男子ほど、女子に対しては「うぶ」「あどけなさ」「純真さ」みたいなものを求める傾向が強いように思えます。そういう女子観を持つ男子というのは、基本、女子というのは、恋愛において感性だけで動く、と思い込んでいるようなところがある。

つまり、「あ、あの、キミ、君が好き!」とか「胸がきゅんとしたから」とか。つまり、恋心で女子が恋愛するということ。

まあ、それがまったく間違いとは言えないけど、まあ、経験が浅いだけに、それって、ちょっと単純すぎるというか、荒いんですよね。

女子と噛み合いたければ、もっときめ細かく、女子の心理とか行動原理を分析、理解しなくちゃいけません。

「あの人は女の子の扱いが上手」「彼って、すごく私の気持がわかってくれる」と言われたいじゃないですか。

しかし、あまりにもそういうことに疎いと、逆に、「こいつ、全然わかってない」とかなってしまうもの。

かつての私がそうで、よく女子にふられたものです。

女子は、男子よりも恋愛体質で、しかも、恋愛に対しては、男子の数倍、数十倍、真剣。だからこそ、男子が都合よく想像するように、「あ、あたし、今、君のこと、好きになっちゃいました! きゅん!」なんて展開には、なかなかならないものなのです。

女子は、そう単純なものではありません。「女子なんか気分だけ! 女子なんか、なあんも考えてない」とか思っているのは、その男子がむしろ単純なだけなのかもしれませんね。だから、女子の本心を見破れないのだ。

だがしかし、「女子なんて単純」とか「なあんも考えてないじゃないか」と男子が思ってしまう原因もまあ、わからないことはありません。それはね、女子と男子では、思考とかロジックが違うからです。

女子というのは、男子的な理屈の展開が苦手だし、それを理解しようとは考えません。逆もそう。そこが男女がわかりあえない原因でもあり、また、そこが面白いところなんですよねえ。

1)まず、直感的に「好きか嫌いか」を判断する

女子は、まず、恋愛のはじめは、直感的に「好きか嫌いか」という判断をします。これは、まあ、女子だけの話ではなく、男子も同じなのではないでしょうか? いわゆるひと目ぼれ、というやつですよね。恋愛とは、純粋に言えば、全部ひと目ぼれである。ということが言えます。

で、どういう条件なら、女子は、その男子を好きになるのか、それを知りたいと思う人がいっぱい出てくるけど、これについては、残念ながら、というか当然というか、全く、その条件というのはわからないものなのです。

よく、こういう質問をされた時に、私はこう説明するのですが「ペットショップに行って、子犬を選ぶ時、どういう理由で、一頭選びますか?その犬を選んだ理由を客観的に説明できますか?」目が合ったとか、その子が飼ってくれと言っている気がしたとか、かわいかった、とか、まあ、そんなことでしょ? 明確で論理的な理由なんかないのです。

女子が男子を好きになる理由というのも、そんなものです。まあ、だから男子は「女子ってなあんも考えてない」とか思いがちなのですがね。恋愛においては、女も男も同じことでしょ。そこに理由とか根拠なんかないのです。

 

2)女子は「言わせようとする」

さて、女子が好きな人をロックオンしたとします。中には、ダイレクトに、「あたし、○○君が好きです! 付き合ってください!」とかいう子もいますけど、たいていの女子は、ここで、やや不可解な行動をします。

それは、「待つ」のです。自分から行動を起こさずに、ひたすら待つ。もしくは、もう少し積極的な子は「男子に自分を好きだと言わせようとする」そういう行動を取るのです。

ラブコメアニメとかにありがちな「あたし! お兄ちゃんのこと好き! 大好き!」とか、わかりやすいゴロニャン行動を取る、なんてことはめったにありません。それはアニメの世界なんであって、リアルではまずない。これも、経験が少ない男子が勘違いしがちな点。

3)「言わせよう行動」と同時にチェックに入る

たいていの女子は、「言わせよう行動」を取ると同時に、自分がロックオンした男子をチェックしてくるのです。

そのチェックポイントは、まず、「自分を本当に愛してくれるのか」ということ。それから、「自分は、本当にこの男子に愛されるような魅力的な女子なのか」ということ。

私は女子じゃないので、そういう時の女子の精神状態は、なかなか実感することはできないのですが、まあ、かなり不安定な感じでしょう。

彼氏本心疑い、彼氏のちょっとした言動にも揺れ動き、自分自身の魅力について自信を持ったり、揺らいだり、少なくとも「あたし、○○君が好き! 恋って楽しい!」とかいう感じではない。

あ、それから、これも付け加えておかなければならないのですが、この時点での女子というのは、ロックオンとか書きましたが、必ずしも一人の男子的を絞っているとは限らない場合もあるということ。

「好き、嫌い」の感情は、あくまでも、女子の心情の中の話ですので、心の中で「あ、この人、あり」と思っていても、それが一人の男性とは限りませんし、最初「好き」と思っていた相手に「やっぱやめとこう」とか方針変更することってあるのです。それで、男子としては「先週会った時にいいムードだったのに、なんか今日は全然ダメ、どうなっちゃってるの?」なんて戸惑う事態が起こったりするのです。

 

4)「好き」じゃなくても付き合うってこともある

冒頭に、恋愛の初めは「好き、嫌い」と書きましたが、そういう「好き」という感情が希薄でも「とりあえずは付き合ってみるか」とかいうケースもあります。これ案外、女子は、そういう場合が多かったりします。

つまり「本当の愛はないのに付き合う」ということ。そこには、打算とか、将来設計とか、適齢期とか女子なりの事情があったりする。高収入とか、安定した職業とか、スペックの高い男子は結構、こういうケースに当たったりすることがあります。

まあ、「本当の愛のない付き合い」というのは、お勧めできない面もありますが、「本当の愛」に出会うのを待っているうちに、適齢期を過ぎてしまって焦って、なんてこともあるし、別に好きな男性がいて、付き合っていたのに、何かの事情でうまくいかなくなって、まあいいや、そんなに、いやな人じゃなければ付き合っちゃおう! とかいう場合もあります。

女子だって、全員いつも純粋な訳じゃないのです。最初は「本当の愛」じゃなかったのに、付き合って行くうちに本当に愛し合うようになる、ということもままありますからね。お見合い婚や、結婚相手を親が決めた昔の日本なんて、こういうパターンばかりだったのかもしれません。

まあ、世の中、そういうことも多いのですけど、だからといって、「女なんか金さえあれば、ほいほい股を開くもんだ」とか「女なんか打算だ」とか決めつけてしまうのもどうかとは思いますけど。

まあ、すべてを語りつくせた訳ではありませんが、女子だって、というか、女子だからこそ「恋愛については」男子以上に、いろいろな思いを抱くものだし、崖の上のポニョみたいに、「○○だああい好き!」なんて素朴で、単純な恋愛感情だけで動いているのだとか考えていたら、大間違いである。ということは大人の男として、わきまえておいていいんじゃないかなと思います。

では、今回はここまで。次回は「ずるい女を飼いならす方法」というテーマで、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

女子というのは、往々にして、ずるいことをする生き物です。まあ、女子には女子の事情があるのでしょうが、それにしても、「ちょっとずるいよな」と、私でさえ、思うことが結構あるものです。

しかし、ずるいずるい、と言っていてもしょうがない。ここはひとつ、女子の上前をはねて、女子をうまく、誘導、操縦する方法を考えて、身につけようではないか、諸君! というようなお話。

では、次回、お楽しみに!

image by: Shutterstock

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